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葬送のフリーレン【2話】僧侶の嘘

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2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。

<<<葬送のフリーレン【1話】冒険の終わり

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葬送のフリーレン【2話】僧侶の嘘

勇者ヒンメルが死に20年が過ぎた頃、フリーレンは、かつての仲間であるハイターの下を訪れようとしていました。

 

しかし彼が住む森は深く、今どこを歩いているのかと分からなくなってしまい、すっかりと迷っていました。

 

そんな中で出逢った一人の少女に話しかけられます。

 

丁寧に話しかけて来る少女に戸惑いながら、フリーレンはハイターを探していると言い、で

は案内をしますと、彼女はハイターのところまで連れてってくれます。

 

ハイターの身内?と、首を傾げる間もなく、久しぶりに再会したハイターは、フリーレンを迎え入れます。

 

森の奥でフェルンと共に住んでいた彼。

 

彼女は戦災孤児で、身寄りもなく彼が引き取って育てていたのです。

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進んで人助けをするなんて珍しいと言うフリーレンに、ハイターは頼みごとをします。

 

 

フェルンは魔法の才能があり、フリーレンの弟子にして欲しいと、旅の動向を求めてきたのです。

 

しかしフリーレンは拒否します。

 

魔法使いの死亡率は高く、旅をすればそれは恐ろしく跳ね上がり、知り合いの娘を死地に追いやれないと、断ってしまいます。

 

ハイターはあらかじめそんな事を予測していたのか、では次の頼みごとをと、彼女を地下の書斎へと案内します。

 

ハイターが手に持ったのは賢者と謳われたエーヴィヒの墓所から出土した魔導書。

その魔導書には失われた死者蘇生の方法や不死の魔法が記されていたのです。

 

フリーレンは、そんな魔法は聞いたことが無いと言い、どこか半信半疑でした。

 

魔導書には絵記号の暗号が記されており、解読には相当に時間が掛かります。

 

なんでハイターがこんな魔導書の解読を頼んでくるのかと訊ねるフリーレン。

 

彼は死ぬのが怖くなり、そして不死になれなくとも、少しだけの時間が欲しいと、その解読を頼んできます。

 

そしてその手間の間にフェルンに魔法を教えて欲しいというのです。

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かつての仲間の頼みを引き受けたフリーレンは、魔導書の解読の片手間にフェルンの先生として魔法を教えてきます。

 

最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、フェルンの持つ魔法の才能に、次第に興味を持ってしまいます。

 

卓越した魔力操作を幼いながらにも行使し、どれだけの研鑽をしたのかと、彼女の才能に驚きます。

ハイターに課せられた試験に合格する為にと、毎日一人で修行をしていた彼女。

 

崖の上にある大岩を魔法で撃ち抜く事が出来れば一人前になれると、魔法力をぶつけようとするも、途中で拡散してしまい、どうすれば良いのかと訊ねてきます。

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フリーレンは、まず最初にフェルンに訊ねます。

 

魔法は好きか、と。

 

その問いに、フェルンはほどほどだと言います。

 

自分と同じだと、薄く笑って彼女に魔法を教えていくフリーレン。

 

魔導書の解読の傍らで、フェルンの師として魔法を教えていき、彼女は4年で順調に成長していきました。

 

常人なら10年もかかる修行を4年で越えた事を認めるも、一人前になるには、まだまだだと言うフリーレン。

 

ハイターは、そんなフェルンの成長を聞き、どこか安心していましたが、ついに倒れてしまいます。

 

魔導書の解読を急がなければと、フリーレンはまず、この事をフェルンに伝えに行きます。

彼女は大岩のところにおり、岩を撃ち抜こうとしていました。

 

修業は中止し、今はハイターの傍に居て欲しいと言うも、フェルンは頑なに、岩を撃ち抜こうとします。

 

いずれ出来る事だと言うも、いずれでは困るのだと、フェルンは、ハイターが死ぬ前に、この修行を終えたかったのです。

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フェルンはハイターに命を救われた身の上でした。

 

両親を失い、世を儚んで崖から飛び降りようとしていたフェルン。

 

そんな彼女に話しかけたハイターは、死ぬことがもったいないと言います。

 

古い友人(ヒンメル)を失くし、その友人から教えてもらった事を、大切な想い出を失ってしまうのではないのかと、その為に、大人しく長生きをしようと考えていた彼。

 

フェルンの中にある想いでも死ねばなくなってしまうと言い、彼女を引き取ってくれたハイターは、フェルンにとって唯一の肉親だったのです。

 

ハイターは、フェルンを置いて死ぬ事を危惧し、彼女はそんな彼に心配をかけたくないと、一人前になる事を、一人で生きていく術を身につけたかったのです。

あの時に救ってよかったと、そう想われたいと願うフェルンの想いに、フリーレンは、それ以上に何も言わず、彼女の意志に任せました。

 

そして今できる事をと、魔導書を解析していくフリーレン。

 

フリーレンから教えてもらった技術や知識を使い、魔法の制御を整えるフェルン。

 

そしてフリーレンが魔導書の解析を終え、ハイターの下へと訪れますが、魔導書には、不死の方法や復活の術などは記されてはいなかったのです。

 

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しかしハイターは落ち込む様子もなく、そうでしたかと、素直に結果を受け止めていました。

 

最初から全てを知っていたハイターは、フリーレンを引き留める為に、魔導書をダシにし、彼女を引き留めていたのです。

 

フェルンはもう一人前だと言い、一緒に居ても大丈夫だと安心するハイター。

 

そしてフリーレンに、フェルンと共に今日中に発って欲しいと頼みます。

 

自分の死を見せたくないとするハイターに、フリーレンは、あの子は死を受け入れていると告げます。

フェルンにしっかりと別れを告げてから、想い出を沢山作り、旅立つ事だと。彼女と最後まで向き合う事を告げるフリーレンの言葉を、ハイターは素直に受け止めます。

 

そして、フリーレンに優しい子だと言い、涙を流してくれる彼女の言葉に感謝します。

 

死が別つまでフェルンと共に過ごしたハイターは、彼女に、娘に看取られながらに息を引き取りました。

 

フェルンが大岩に穴を開け、彼女が一人前になった事を認め、共に旅立つ事を決めるフリーレン。

 

ハイターの墓に酒を振舞い、約束を果たした後に、新しく得た仲間・フェルンと共に、フリーレンは旅立ちます。

続きはこちら
葬送のフリーレン【3話】蒼月草>>>

 

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【葬送のフリーレン】
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