2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【20話】師匠の技
フェルンはリュグナーと対峙していました・・・
彼は自身が魔法に人生の大半を掛けたと言い、その問いにフェルンも自分も同じ様に掛けてきたと返します。
互いに魔法に人生を捧げて来た者同士の対決と、先に仕掛けてきたのはリュグナーでした。
血の鎌がフェルンの首を斬り裂こうとした瞬間、フェルンは魔法を放ち、リュグナーはすぐに血で盾を作り防ぎます。
寸前のところで回避したリュグナーは、フェルンの放つ魔法の速さに驚愕します。
心臓を的確に狙ったフェルンの魔法の練度の高さに、伊達に魔法に人生を捧げたのではないと悟った彼は、全力で叩き潰すと言い、血の魔法を開放します。
無数の血の槍を展開させ、フェルンに迫る中・・・
シュタルクはリーニエと戦いを続けていました。
満身創痍になりながらも、未だに立ち続けるシュタルク。
そんな彼にしぶといと言いながらも、まだ楽しめる可能性があると微笑み、斧を向けてきます。
斧の斬撃を繰り返すも、それを防戦するシュタルクにイラつくリーニエ。
リュグナーの方はフェルンの放つ魔法の速さに驚愕し、魔力の防御を展開させる前に攻撃を少しずつながらにも当ててくる正確さに戸惑い、リーニエに自分の加勢に入る様に言います。
しかし未だにシュタルクを倒せずにいるリーニエ。
彼女の振るう斧の斬撃と攻防を見て、それが師匠であるアイゼンの技である事を見抜いていたシュタルクは、何故にその技を使えるのかと、リーニエに問います。
彼女は言います。
自分は見てきた相手の技を模倣する魔法を使える、と。
彼女はアイゼンの技を模倣し、戦っていたのです。
かつて観たアイゼンの技を模倣し、その弟子と戦う事を嬉しそうにするリーニエ。
勝てるわけがないと、リーニエの一撃を喰らい、彼は昏倒してしまいます。
ようやく倒れたか…と言うリーニエの声
(俺は倒れたのか?) そんな中で想い出すのは、かつてアイゼンに立てと言われた事でした。
身体がボロボロになり、もう戦意が残っていない状態にもかかわらず、まだ戦わせようとするアイゼンに勝てるわけがないと言うシュタルク。
しかしアイゼンは言います。
お前は俺よりも強い、と。
それにまだ負けていないと言い、立ち上がってきたのなら、まだ戦えると、彼に技を教えていきます。
戦士は最後まで立っていた奴が勝つんだと、そう言いながらに鍛えてきた事を思い出し、なんて理不尽な理論だと思うも、再び立ち上がるシュタルク。
リーニエはイラつきながらに、立ち上がったシュタルクに向き直り、トドメを刺そうとします。
確かに相手はアイゼンの技を綺麗な形で模倣していますが、致命的な弱点がありました。
それは・・・斬撃があまりにも軽いことでした。
リーニエは魔族であるも小柄な体型をしており、それは屈強なドワーフとは違う、絶対的な差でもありました。
リーニエが繰り出した斬撃では、シュタルクの胴を斬り落とす事は出来ず、刃は脇腹を斬り裂く事は出来ず、シュタルクは必殺技である閃天撃をリーニエに叩きつけます。
振り下ろされる渾身の斬撃によって肩を身体を両断され、そのまま絶命し、消滅してしまう彼女。
フェルンと戦いながらもリーニエの敗北が目に入ってしまったリュグナー。
見せた一瞬の隙を見逃さずフェルンが「魔族を殺す魔法(ゾルトラーク)」をリュグナーに放ちます。
リュグナーは防御もできず胸元を貫かれました。
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葬送のフリーレン【21話】卑怯者>>>
既刊全て紹介します。
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