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葬送のフリーレン【22話】服従の天秤

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2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。

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葬送のフリーレン【22話】服従の天秤

服従の天秤・・・

 

それはアウラの持つ魔法であり、天秤に自分の魔法力と相手の魔法力を置き、魔法力の重い方が相手を服従させる事の出来る魔法。

 

下手をすれば自分が負けてしまい、服従してしまう可能性があるも、それを全くに意に介さないアウラ。

 

圧倒的なまでの魔力を持ち、自分への勝利を疑わない魔族であると、アウラの尽きない魔力にフリーレンは冷静な分析をします。

 

五百年も生きてきた魔族。

 

それ故に魔法に鍛錬し、生涯を費やしてきた彼女。

 

魔族として長寿な部類にも入り、今まで負けた事はないと自負を持っているアウラ。

 

それ故に崩す事は容易でした。

 

かつてフランメに教えてもらった、魔族と人間の魔法の違い。

何故に魔族は魔力を抑えずに、あんなにもあからさまに魔力を示そうとするのか?

 

その問にフランメは答えます。

 

出来ないのだ、と。

 

魔族は個人主義ではあるが、人間と戦う為にだけ組織的な繋がりを持っている事。

 

組織維持に大切なモノは、秩序であり、人間で言えば地位や生まれに名誉など複雑なモノが絡んでくるが、魔族の社会は魔力の高さが唯一の権威だと語ります。

 

魔族にとっては、魔力の凄さは己の権威になる事であり、そしてそこが自分たちがつけ込む事の出来る要因でもあるのです。

 

魔族にとって魔力とは尊厳であり、全てであり、それを隠す事は絶対にしない、出来ないといいます。

 

自分が強い魔族である事を証明しなければ、排斥されてしまうのが魔族の世界。

 

それゆえに魔力を抑える事は出来ず、いつも放出しなければいけないと、フランメは魔族を哀れみ、フリーレンも魔族の事を哀れみます。

 

魔力の制御がようやく様になり、そしてそれから50年が経過した頃、フリーレンは

フランメに問われます。

 

魔法は好きか、と。

 

フリーレンはその問いにほどほどと答え、フランメは立派な魔法使いになった事を喜びます。

 

50年しかたっていないと言っても、人間であるフランメにとっては長い時間であり、フリーレンを強くするには十分な時間でした。

 

歴史に名を残そうとはせず、魔王を退治するまでは目立たない様に生きろと、最後の課題を出すフランメ。

 

もし自分が死んでしまったのなら、教えた魔法で花を咲かして欲しいと言います。

 

自分が魔法が好きになったきっかけでもある、花を咲かす魔法。

 

それがフランメの遺言であり、フリーレンの魔法使いとしての人生の始まりでもありました。

 

その後に勇者ヒンメルと出逢い、ハイターとアイゼンと出逢い、魔王を倒した彼女。

 

自分の実力を隠し生きてきた中で、そんな自分を強いと見抜いたヒンメルを仲間として戦ったフリーレンは、アウラの服従の魔法を受けます。

天秤で測られる魔力の重さ。

 

自分が負けるわけがないと勝利を確信しているアウラは、例え魔王を倒したとしても、昔と変わっていない魔力のフリーレンに負けるわけがないと大きな油断を抱いていました。

 

不死の軍隊を使って襲わせ、彼女の魔法力を落とし、追い詰めた事で確実な勝利を確信していたアウラでしたが、天秤は急にフリーレンの方に傾きます。

 

魔力を読み間違える筈がないと、慌てるアウラ。

 

しかしフリーレンは今日の今日まで、いやこれからも魔族が居なくなるまで、ずっと自分の魔力を制御する事を自分に律していました。

 

1000年も生きた魔法使い。それが自分だ。

 

フリーレンの持つ、圧倒的なまでの魔法力を見て、絶望し、そして天秤は完全にフリーレンに傾き、アウラに服従を誓わせてしまいます。

 

負ける筈がないと、結果を受け入れられないアウラに、自害を命ずるフリーレン。

 

勝負は決しました・・・

 

既刊全て紹介します。

 

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【葬送のフリーレン】
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