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葬送のフリーレン【24話】エルフの願望

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2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。

<<<葬送のフリーレン【23話】勝利と弔い

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葬送のフリーレン【24話】エルフの願望

北側諸国のデッケ地方へと向かう中で、吹雪で遭難してしまったフリーレン達。

 

シュタルクは意識を失い、それを必死に起こそうとするフェルンと、事態は切迫していました。

 

魔法で飛んで行こうにも、前後が定まらない吹雪の中で飛ぶのは危険でしかなく、仕方なく歩いて行くしかないとフリーレンは、行進を続けます。

 

もう少し歩けば、麓が管理する避難小屋がある筈と言うフリーレンでしたが、それはもう80年も前の事だからと、不安なフェルン。

 

しかし避難小屋は運よく存在し、フリーレン達は避難する事に成功します。

 

そして中へと入ろうとすると、避難小屋にはスクワットする上半身裸の男が居ました。

 

フェルンはすぐに別の避難小屋を探そうと言い、その場を立ち去ろうとします。

しかし出て来た男は、フリーレンがエルフであることに気づき、自分もエルフだと告げます。

 

同族と会うのは300年ぶりと言う彼の名前はクラフト。

 

武道家(モンク)であり、シュヴェア山脈を越えて来たものの吹雪に逢い、避難小屋に逃げ込むも、火種がなく、仕方なくスクワットをして身体を温めていたと語る彼。

 

魔法使いに会えて良かったと、クラフトはフリーレンとフェルンに感謝します。

 

炎を魔法で出し、部屋を暖めていく中で、自己紹介をする面々。

 

そんな中でシュタルクは目を覚まし、隣に上半身裸のクラフトが寝ている事に驚き、飛び起きます。

 

一肌で暖めていたと言うクラフトに、一応にお礼を言うシュタルクは、彼の鍛えられた身体を見て、相当な手練れと見抜きます。

小屋の外にはクラフトが持って来ていた食料が凍っていました。

 

そして吹雪が明けるまで半年。

クラフトとフリーレンたちは長い時間を共に過ごしました。そしてようやくに吹雪は明け、フリーレン達はエンデへと向かって出発しようとしていました。

 

エンデへと行くと聞いたクラフトは、女神への信仰が厚いことがわかったフェルンに渡して欲しいとお守りをフリーレンに託します。

彼女は女神への信仰を強く持ってますが、フリーレンは女神の事をあんまり信じてはいませんでした。

 

しかしクラフトは女神の事を信じていました。

 

昔は信じてはいなかったと言い、今は信じていると言う彼。

 

居なくては困ると言い、もし居なければ自分が成した偉業を知っている人が居なくなってしまうと、クラフトは寂しそうに語ります。

 

かつての仲間は死に絶えてしまい、エルフの自分だけが今も生きている事。

 

もし死んでも、女神が居れば自分の成した事を褒めてくれると言い、彼は誰よりも女神の事を信じていたのでした。

 

しかしフリーレンは、それはただのエルフが抱く願望でしかないと言います。

 

そんな彼女に、クラフトはフリーレンの身の上を聞かせて欲しいと言います。

 

勇者と共に世界を救ったフリーレンの事を何も知らないクラフトは、彼女の身の上の話を教えて欲しいと言います。

 

そして自分がその事を褒めてやるからと。女神がいない時の代わりとして聞こうと言う彼の言葉を、フリーレンは断ります。

 

かつて共に旅をした仲間の偉業に、孤児院の復興資金を出した仲間がいた事を思い出します。

 

フェルンの師であるハイターがそれを行ない、何でこんな事をするのかと訊ねたフリーレン。

 

ハイターは、自分が孤児である事や、また女神に褒めてもらえるかもと、そんな下心があったと言い、またこの事を誰かに覚えてもらえれば、自分が生きた証を遺せると言う彼。

 

フリーレンが成した事も、何時か誰かに残し伝えられるかもしれないと言い、それを褒めて笑っていたハイターの言葉を想い出したフリーレン。

 

なんで女神に仕える奴は変な奴が多いのかと思い、もう褒めてもらったからと、クラフトの申し出を断ったのでした。

 

それはどんな人だったのかと訊ねられ、もう天国へと言ったと言うフリーレンに、クラフトはまた会えるかもなと、そう言います。

 

そして旅立ちの日に、クラフトと別れたフリーレンは、何百年後かの再会を誓い、彼と別れました・・・

続きはこちらから
葬送のフリーレン【25話】剣(つるぎ)の里>>>

 

既刊全て紹介します。

 

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【葬送のフリーレン】
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