2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【35話】旅立ちのきっかけ
探している戦士ゴリラの向かった先がテューアと知り、ザインはどうすべきかと悩んでいました。
時間のかかりそうなザインを見て、今日はもう遅いから結論は明日にしようと、フェルンが提案しました。
シュタルクは村の小屋を借り、一晩を過ごす事になります。
晩御飯の食材を買ってきたフェルンの手も冷たくなっており、触ってみたフリーレンは新記録だとつぶやきます。
どれどれとフェルンの手を触るシュタルクに、思わずその手でシュタルク頬をタッチするフェルン。
ザインはやれやれと薪をくべ始めます。
外を見れば雪も降り始めました。寒くなり、また冬が訪れようとしていたのです。
以前小屋で越冬したことを思い出し、不安を抱くフェルン。
でもフリーレンは、猛吹雪にならなければ大丈夫だと、どこか楽観視していました。
しかしその楽観視は、大きく外れてしまいます。
翌日。
村には猛吹雪が訪れ、大寒波となっていました。
村人からはこの状態は1ヶ月は続くと言われます。寒波が去るまでは動けなくなってしまいました。
まあ、以前の山小屋での冬越えよりはマシだと言い、フリーレンは村の魔法店の散策へと出かけ、シュタルクは身体を鍛え、それをフェルンが見守り、ザインは酒場に入り浸ると、それぞれに冬越えを楽しんでいました。
そして寒波がそろそろと収まろうとしていた時、事件が起きてしまいます。
フェルンとシュタルクが喧嘩をしてしまったのです。
そっぽを向いてしまうフェルンに、泣いて謝っているシュタルク。
ザインは何があったのかと訊ねると、子どもみたいな理由での喧嘩でした。
シュタルクがフェルンを驚かせようと、冷えた手を彼女の頬に付け、それで彼女が怒ってしまったと、どうにもくだらない事でした。
女の子の顔を不躾に触るのは失礼だと言い、ザインは素直に謝れば良いとシュタルクに助言を言います。
そして次にフェルンの話しを聞くと、彼女は急に後ろから触られた事に驚いてしまったと言い、肩を抑えられた力が強くて少し怖かったと言いました。
そして感情的に怒ってしまった事を少し反省していました。
ザインの仲裁で互いに謝り、和解した二人。
もう付き合っちゃえよと痴話げんかに付き合わされたザインは怒鳴り、フリーレンに愚痴をこぼします。
フリーレンはそんなザインによく頑張ったとニコニコしながら褒めるのでした。
ザインは悪い気はしないと言いながらも、フリーレンに、なんでこんなにも構ってくれるのかと訊ねます。
冒険に誘ってくれたのも、なんでかと訊ねるザインに、フリーレンは同族嫌悪だと言います。
かつての自分も冒険に出る事が出来ず、ヒンメルに誘われるまで旅立つ事が出来ず、彼が誘ってくれた事で、仲間の大切さや楽しさを知る事が出来たと言うフリーレン。
それをザインにも知って欲しかったと言い、ザインも確かに楽しかったと認めます。
そしてその日の晩に彼は、自分が取るべき行動を決めます。
戦士ゴリラを追って交易都市に向かうと、フリーレンのパーティーから抜ける事を言い、彼は戦士ゴリラの下へと向かいます。
一人だとこんなにも静かなのだと思いながら、戦士ゴリラの居るだろう交易都市に向かうザイン。
シュタルクはこれで良かったのかとフリーレンに訊ねるも、ザインは大人だから大丈夫だと、彼の旅の無事を祈ります。
続きはこちらからどうぞ
葬送のフリーレン【36話】心の支え>>>
「葬送のフリーレン」はAmebaマンガで読めます。
コメント