2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【39話】捕獲作戦始動
隕鉄鳥(シュティレ)の捕縛作戦を練る事になったフリーレンとカンネにラヴィーネ。
まず隕鉄鳥の音速飛行は追いつく事は出来ず、身体は頑丈に出来ており、まるで竜みたいな、圧倒的な防御力・・と隙はありません。
しかも魔力にとても敏感であり、魔力を抑えても把握されて逃げてしまい、しかも隕鉄鳥自身には魔力がまるで無く、どこにいるかと把握に探知が出来ない始末。
まして探しているのは自分達だけではなく、他の受験者達も捜索中。
そのせいで今は隕鉄鳥も警戒しており、見つけるのすら難しくなっています。
しかし方法はあると言うフリーレン。
彼女は鳥を捕まえる魔法を持っていました。
かつて狩猟用にと開発された民間魔法であり、鳥を拘束する事に特化している魔法だから、隕鉄鳥も捕らえる事は可能だと言うフリーレンの言葉に希望が湧きます。
しかしラヴィーネは、なんでその魔法を昨日使わなかったと訊ねてきます。
フリーレンの鳥を捕まえる魔法は、射程が50㎝しかなく、なるだけ近づいて使用しないと捕縛できない魔法だったのです。
50㎝は、ほぼ不可能に近い距離でした。
昨日の観察で解かった事は、隕鉄鳥の察知力は高く、近づけたのは3mまででした。
しかも20m時点で把握されており、近づいての捕縛は不可能でした。
もし捕らえるのならば、連携する方法が必要と、フリーレンは言います。
まずラヴィーネの氷の魔法と、カンネの水を操る魔法が、この捕縛には重要でした。
しかし問題があります。
カンネの魔法は水を操る事が出来ても、水を生成する事は出来ず、水がなければ使用できない魔法でした。また魔法を使う際は、あらかじめ水に魔力を注がなければいけません。
雨のように分散していれば、簡単に操作が出来ると言うカンネの言葉に、フリーレンは悩みます。
もし魔力を注いだ水を見れば、隕鉄鳥は警戒して近づかない筈。
寄ってこなければ、それはそれで使えると、フリーレンは策を思いつきます。
その策を話すと、ラヴィーネは乗り気ですが、下手をすれば他のパーティーに喧嘩を売る事になると言い、カンネはこれしか方法がないと決意を決めます。
ラヴィーネに怖いのかと訊ねるカンネ。
そんなカンネを小突き回し、髪を引っ張り折檻するラヴィーネ。
とりあえず作戦を決行するしかありませんでした。
フリーレン達が策を練っている中、既に隕鉄鳥の捕縛に成功したフェルンの所属する第4パーティーの面々。
仲間であるユーベルにラントの三人は試験終了まで潜伏しようとラントが意見するも、ユーベルは堂々としているべきだと言います。
しかし今は水を確保することが先決と、水の確保へと向かう中で、そう簡単にいかないと、ユーベルはある事に警戒します。
それは結界による遮断でした。
道と思っていた場所は、元は川が流れていた場所であり、結界によって水は塞き止められている状態。
この試験はワザと森の真ん中にある湖に集まる様になっており、結界から出る事が出来ない隕鉄鳥は、自然と湖へと向かうと推測するフェルン。
今頃、湖には多くのパーティーが待ち受けていると警戒する中、フェルンは攻撃を受けます。
魔法で防御し、放たれた魔法を防ぐフェルン。
そして森の中から出てきたのは二級魔法使いのヴィアベルと、その仲間達でした。
隕鉄鳥の入った籠を置いていけと言うヴィアベル。
一触即発の状態の中で、突如として湖から光が瞬きます。
ラヴィーネによって湖が凍り付き、動揺する他のパーティー達。
氷を解かそうと動くも、既にそれは手遅れでしかありません。
今から湖の氷を溶かしても、時間内までの溶かすのは不可能。
しかも湖全体に魔法がいきわたってしまい、隕鉄鳥は近づかなくなってしまっています。
デンケンは仲間達に無駄だと言い、隕鉄鳥を奪う事を画策します。
湖を凍らせたとなれば、捕らえる方法を練っていると見抜き、フリーレンのパーティー襲撃を企てるデンケン。
フリーレン達は隕鉄鳥を捕まえる事が出来るのでしょうか?
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葬送のフリーレン【40話】鳥を捕まえる魔法>>>
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