2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【47話】フェルンと焼き菓子
瞑想していたシュタルクは爺さんに無の極致だと褒められます。もう教える事は無いと去っていく爺さんとすれ違ったフリーレンはシュタルクに誰?とたずねます。
知らない人だとシュタルクは返します。
相変わらずに変な人の好かれるのだと、感心しながらフリーレンはシュタルクの力が借りたいと言います。シュタルクは嫌な予感しかしません。
そしてその予感は的中していました。
フェルンが怒っており、機嫌が昨日よりも悪くなっていると、うな垂れるシュタルク。フリーレンが今日の買い出し当番だったのに寝坊をしたせいでした。
フリーレンに仲裁をして欲しいと言われ、仕方なくフェルンに話しかけると、おやつが食べたいと言います。そこで面倒くさいと思いながらも、みんなで出かける事にします。
その頃・・・カンネはラヴィーネと待ち合わせをしていました。
先についていたカンネは、ヴィアベルを見つけ、彼が戦士を探しているのを目撃します。
するとラヴィーネが訪れ、彼女がいつもよりも可愛い格好をしている事に驚きます。
帝都から戻って来た兄の土産だと、着せ替え人形にされていたラヴィーネ。
片膝をついて彼女をエスコートするとカンネが言うと、ラヴィーネにメチャクチャ髪を引っ張られました。
慌ただしい喧嘩をする二人を他所に、フェルンの機嫌を伺っていたシュタルク。
菓子屋へと行き、どれが良いのかと訊ねるも、どれでもいいとフェルンは言います。
気まずいフェルンに頭を悩ませていたシュタルクの前に、ラヴィーネとカンネが現れ、一緒に散策する事になります。
女の子ばかりで居心地が悪いなとシュタルクが思っていると、ヴィアベルに見つかってしまいました。
依頼をこなす為に、戦士のシュタルクを貸して欲しいとヴィアベルに頼まれ、フェルンはどうぞと気前よく彼を貸します。
連れていかれて大丈夫かと心配するカンネに、フェルンはヴィアベルに一次試験の時のような害悪を感じなかったと言い、同じ人物とは思えないと言います。
ラヴィーネは、ヴィアベルは仕事で切り替えるタイプだと言います。
フリーレンにお礼だと言い、かご一杯のお菓子を渡してくるカンネとラヴィーネ。
お礼を貰うような事はしていないと言うも、フリーレンが居なかったら合格出来なかったと、二人は感謝していました。
それを聞いて、フリーレンは昔の事を思い出します。
ヒンメルに何故人助けをするのかと尋ねたフリーレン。
彼は勇者としての責任ではなく、自分の為に人を救いたいと言います。
他人に覚えてもらう為に、誰かの人生を変えればいいと、少しのきっかけを大事にしていたヒンメルの事を想い出し、お菓子を食べて、カンネ達との時間を楽しみます。
貰ったお菓子はとても美味しい物でした。
フェルンはすっかり機嫌を直し、フリーレンもほっとする中で、第二次試験の知らせを持った鳥が訪れます。
試験官はゼンゼでした。ラヴィーネはツイていないと言います。
過去の合格者が0人だったと、過去4回の試験に合格者を出していない、いわくつきの試験官。
はたして、フリーレン達は合格する事が出来るのでしょうか?
葬送のフリーレン 5巻感想
ついに始まった一級魔法使い試験。何やらデスゲーム的な雰囲気が漂っています。
そんな試験の中でフリーレンとフェルンが離れてしまう事態に!
別々にパーティーを組む事になってしまいました。
可愛い顔をしてはいても、どこか物騒な雰囲気を持っているユーベルに、何やらガラの悪そうな雰囲気のあるヴィアベル。イジワル爺さんなデンケンなどなど、一癖も二癖もある連中が集まっています。
そんな試験の中で、フリーレンとパーティを組むことになったラヴィーネとカンネ。
一見すれば大人しそうに見えるラヴィーネですが、意外に攻撃的な性格で、カンネの苦労がしのばれます。
いつも殴られている様子と、ラヴィーネのおてんばに振り回されてしまう、面倒見の良い幼馴染なカンネ。
そんな二人を先生のように世話をすることになるフリーレン。
フェルンの方も曰くありげなユーベルとラントと組むことになりました。
いつもとは違う面々でのパーティープレイでの、フリーレンとフェルンの行動も見どころでした。
そして今回のお気に入りは、やはりデンケンお爺ちゃんでした。
イジワルそうに見えても、意外なところで結構な実直な老魔法使い。人は見た目で判断してはいけません。
しかも最後は拳で片を付けると、あきらめの悪い所も見せた意外に武闘派なお爺ちゃん。
こういうお年寄りは好感が持てます。
はたしてフリーレンとフェルンが無事に試験が合格できるのかと、今後の緊張の展開が楽しみです。
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葬送のフリーレン【48話】零落の王墓>>>
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