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葬送のフリーレン【50話】水鏡の悪魔(シュピーゲル)

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2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。

葬送のフリーレン【各巻まとめ】

<<<葬送のフリーレン【49話】迷宮と魔導具

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葬送のフリーレン【48話】零落の王墓

葬送のフリーレン【49話】迷宮と魔導具

 

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葬送のフリーレン【50話】水鏡の悪魔(シュピーゲル)

零落の王墓に鎮座する水鏡の悪魔は、ダンジョンに入り込んだ人物の記憶を読み取り、対象者の複製体を創り出す魔物。

 

それは実態を持った存在であり、実力に魔力に技術さえも完全に模倣する複製体を作り出すものであり、賢者・エーヴィヒの英雄譚に出て来る神話の時代の魔物。

 

それ故に、零落の王墓は未だに攻略されなかったのです。

 

何故にゼンゼは、この危険極まりない迷宮を試験会場に選んだのかと、問われたゲナウは答えます。

 

複製自体は自分と互角の相手。

 

勝つ事は容易ではなくとも、犠牲を出さずに戦う術は、チームワークを持って戦う事であり、また冷静なまでの状況判断と自己分析が、否が応でも必要になる状況。

 

己を知って、他人と協力すれば攻略できると、それを踏んでゼンゼは選んだのだろうと考えるゲナウ。

 

平和主義な彼女が考えた試験内容だと感心していました。

 

そんな試験に挑み、危機に陥っていたユーベルとラントは行き止まりで逃げ場を失っていました。

 

元の道を戻れば、ユーベルの複製体が待ち構え、瞬く間に斬り裂かれてしまいます。打つ手はありませんでした。

ラントは傷を負い重傷であり、しかも脱出用のゴーレムの瓶を奪われてしまいました。

 

しかし動じた様子もないユーベルは、ラントに気さくに話しかけ、あれはどこまで自分をコピーしているのかと見解を尋ねます。

 

呆れてしまうラントは、戦闘に集中したほうが良いと窘め、ユーベルは戦闘中に必要以上に喋る様になると言い、黙ったら死んでしまうタイプだろうと皮肉も交じえながら言います。

 

その言葉にその通りだと言い、ユーベルは自分の複製に視線をやります。

 

瓶を見詰めていた彼女。

 

現れた瞬間にラントの懐に近づき、斬り裂きながらにゴーレムの瓶を奪い取った複製体。

 

しかし喋る事はなくとも、人格と記憶を有し、的確なまでの行動を持って攻撃するユーベルの特徴を持っていました。

追い詰めているのに今、近づかないのは、ユーベルが居るからだと言います。

ユーベルの持つ、見た者を拘束する魔法を警戒していると、ラントは見解を言います。

 

ラントの的確な分析に感心しながらユーベルは、いたぶるのを楽しんでいるかもしれないとも付け加えます。

 

笑えないと皮肉を返すラントの傷は酷いままで、出血は激しくなっています。

このままでは長く持たないと言い、ユーベルは今のラントは本物か分身かと訊ねるも、どうだろうかとはぐらかす彼。

 

ユーベルは自分の瓶を使うかと渡そうとしますが、それは君のモノだと受け取る気はないラント。

 

その返答を聞き、ユーベルは瓶を取り戻してくると、自分の複製体の前に姿を晒します。

 

そして直ぐに複製体の懐へと潜り込み、彼女の視線に姿を晒さない様に接近戦を仕掛けるユーベルに、複製体は距離と取ろうとします。

 

読みは当たったと、見た者を拘束する魔法の発動条件の弱点を突いたユーベル。

 

この魔法は相手の全身を瞳に捕らえなければ発動できず、距離を見誤った瞬間に決すると、彼女は複製体に攻撃を加えていきます。

 

自分同士の戦いは、最後は運で決まってしまうと、昔から運の悪さを自覚していたユーベルは、自分とは戦いたくないとぼやき、自分は馬鹿な死にたがりだと卑下します。

 

接近した瞬間、複製体を斬り裂こうと魔法を発動させるも、衝撃によって複製体は後方へと逃れ、ユーベルの全身を視線に捕らえます。

発動された拘束によって動きを封じられてしまうユーベルは、やはり運が悪いと言い、近づいてくる複製体に向かって呟きます。

遅いよ、メガネ君。

 

後ろに立っていたラントによって注意を削がれた複製体に向かって、斬り裂く魔法を発動させるユーベルは、勝利を手にします。

 

倒した複製体の骸から、瓶を取り返すも、瓶は消えてしまいます。

 

瀕死のラントはやはり分身だったと納得するユーベルに、ラントはなんでこんな無茶をしたのかと訊ねます。

 

彼女は助けに来てくれると信じていたと言い、ラントは呆れながらに、自分はそんなにお人好しかとぼやきます。

 

しかしユーベルは、そんな事どうでもいいと言い、彼女があんな行動をしたのは、自分の瓶を受け取らなかったからだと、彼女はイタズラな笑みを浮かべます。

 

ラントは自分のせいで誰かが死ぬ状況を嫌い、ユーベルはそんな状況をわざと作ってやったと、彼の本心を探ろうとしていたのです。

 

結果的に、分身ではない本体を晒し、自分を助けたラントに興味を持ったユーベル。

 

また一つ君の事が解ったと言い、まだまだ知りたいと語ります。

 

二人がそのまま最下層へと向かう中で、フリーレン一行も向かっていたのですが、デンケン達が立ち往生していたのを見つけます。

 

どうしたのかと訊ねると、最深部に続く部屋を陣取る、フリーレンの複製体に成す術の無いデンケン達。

 

フリーレンはこの状況が面白く、こうでなくてはと、やる気を見せます。

 

続きはこちらからどうぞ
葬送のフリーレン【51話】迷宮戦闘>>>

「葬送のフリーレン」はAmebaマンガで読めます。


【葬送のフリーレン】
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