2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【61話】封魔鉱
一級魔法使いの試験を無事に終え、北側諸国のザオム湿原へと訪れていたフリーレン達。
今日も一日の始まりと朝食の準備を始めていました。
シュタルクが魚を釣り上げ、フェルンが鍋を準備している中で、フリーレンが早起きしている事に驚きます。
何かを探しに茂みに潜り込んでいた彼女は、ある綺麗な石を見つけます。
その石は封魔鉱と言い、魔法を無効化する力を持った鉱石でした。
魔法を封じてしまう鉱石であり、フェルンの魔法すらも封印してしまう効果を持ち、この大きさでも半径3mの魔法を封じてしまう効果を持っていました。
しかも相当に高価な代物で、フリーレンの見つけたその大きさでも、なんと豪邸が建つほどの値段が付くのです。
しかし、もしそれを持って旅をすれば、魔法は使えなくなってしまい、魔物と遭遇してしまえば簡単に全滅してしまうと、フェルンは早く捨てるように言います。
捨てるのが惜しいフリーレンは、封魔鉱の特性を見せます。
魔力を込めれば凄く光ると、魔力を込めて光らせるフリーレンでしたが、早く捨てるように繰り返すフェルンに興味はありませんでした。
フリーレンは仕方なく捨て、朝食をすまし、旅を再開します。
今日中に次の村に到着しそうだと安心するシュタルクは、北部高原は近いかと訊ねます。
フリーレンはまだ、だいぶ先と言い、大きな森林と火山地帯を越えた先にあると言います。
火山地帯と聞き、危なそうなイメージを抱くシュタルク。
フリーレンは数百年ほどは噴火は無く、今は落ち着いた温泉地になって危なくないと言い、フェルンは興味を持ちました。
すると突如に地面が陥没し、フリーレンが呼び止める前に地面は崩れてしまい、三人は落ちてしまいます。
直ぐに浮遊魔法を使い、フェルンはシュタルクを捕まえ、落ちるのを防ぎます。
この辺は湿地帯であり、陥没が多いとぼやくフリーレン。
しかしその時、フリーレンとフェルンの魔力が弱まってしまい、三人はそのまま陥没した穴の底へと落ちてしまいます。
焦るフェルンに、フリーレンは落ち着いた様子で、やっちゃったかと、そのまま落下し、シュタルクを下敷きにして助かります。
地下は石でおおわれており、それは全て封魔鉱だったのです。
運悪く鉱脈の穴へと落ちてしまったフリーレン達。
完全に魔法を封じられてしまいます。
持って帰れば億万長者と下心満載なシュタルクでしたが、封魔鉱は最高の硬度を持ち、簡単に壊す事が出来ず、また特性ゆえに魔法での破壊も不可能でした。
人類に持て余す鉱石だと、諦めるしかないと言い、他の出口を探す為に、洞窟内へと入るフリーレン達。
シュタルクが頼りだと言います。
重責を与えられてしまい、緊張感が抜けないシュタルク。
洞窟内を巡ると、至る所に大型の獣の骨が散乱し、この洞窟には何かがいると、警戒心を強めます。
今日中に脱出する事は出来ず、今日は洞窟内で野営する事になり、危ない洞窟にも関わらず、すやすやと眠るフリーレンに呆れるシュタルクとフェルン。
フェルンは今のこの状況に怯えていました。
魔力が封じられ、探知できない状況が怖いと震えるフェルンにシュタルクは、何かを言おうとしたとき、壁を破壊しながら魔物が現れます。
それは毒極竜でした。シュタルクが戦えば確実に毒を貰ってしまうと、近接で戦う事は避けなければいけない魔物だとフリーレンが説明します。
あくまでも冷静なフリーレンに、何故そんなに冷静になれるかと訊ねると、彼女はシュタルクを信頼しているからだと。
前衛として仲間にし、信頼されている事に、シュタルクは過去に自分は逃げ出した事を言います。
その言葉を聞き、だったら逃げようかと、フリーレンは転がっていた封魔鉱の石を拾い、魔力を込めて光を放ちます。
洞窟内で生活していた毒極竜にとって、フリーレンの魔力で光る封魔鉱の光は眩く、目を開く事が出来ず、たじろいでしまいます。
かつてアイゼンも逃げ出した事をヒンメルに話した際に、パーティなのだから逃げる時は皆で逃げようと決め、いざという時は全員で真っ先に逃げ出した事を思い出すフリーレン。
シュタルクに抱えられたフリーレンとフェルンは、毒極竜から逃げ出します。
無事になんとか外へと逃げ出し、無事に逃げられたと安堵するフリーレン達。
でもシュタルクは腰を抜かしてしまい、起き上がる事が出来ませんでした・・・
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葬送のフリーレン【62話】旅立ちの理由>>>
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