2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【65話】エトヴァス山の秘湯
勇者ヒンメルの死後29年、北側諸国のエトヴァス山地へと辿り着いたフリーレン達。
最近暖かくなったと、急に変わった気候の変化に驚いています。
この地方は北側でも火山活動のおかげで温暖な地域となっており、温泉が豊富だと言うフリーレンに、いよいよ温泉だと期待に胸を膨らませるフェルン。
念願の温泉へと向かう三人は、村を目指して歩を進めますが、村は何処にもありません。森の奥地へと向かうと、そこにあったのは、一軒の小屋でした。
そこの住人に訊けば、村は30年も前に廃村となり、温泉が枯れてからは冒険者や商人も立ち寄らなくなったと聞きます。
人間の村はすぐになくなると言うフリーレンは落ち込み、フェルンが慰めます。
しかも次の街までは一週間もかかると知り、近くに温泉は無いかと訊ねるシュタルクに、住人は裏山に秘湯がある事を伝えます。
でももう既に枯れているかもしれないと、かつてあったエトヴァス山の秘湯を思い出すフリーレンは、相当な山奥に行かなければいけない事を思い出します。
素直に次の街を目指した方が良いと言うフリーレンの言葉に、シュタルクはある事を思い出します。
その秘湯に向かいたいと言うシュタルクの言葉に、フリーレンは、労働に見合わない秘湯だと言いますが彼の意志は固く、フリーレンは、その秘湯へと向かう事を決めます。
深い森を抜けながらに、険しい道を進み、魔物を倒し、道に迷いながらも、ようやくに秘湯に近づいてきたと、フリーレンは言います。
かつてヒンメルと共に向かった秘湯。
変わり物好きなヒンメルがわざわざに向かった秘湯と、そこに向かう苦労を思い出しながらに、最後の困難である魔物と戦う事になってしまいます。
三頭竜と対峙し、激戦の末に辿り着いた秘湯は・・・足湯しかできない、浅くて狭い温泉でした。
でもこれなら三人で入れるとシュタルクは嬉しそうに言います。
並んで足湯を楽しむフリーレン達。
なんでここにに行きたいと言ったのか訊ねたフェルンに、シュタルクは言います。
師匠・・アイゼンから教えてもらったと。実にくだらない冒険だったと言いながら記憶に残っているのだと。
そして苦労して向かった秘湯から見た景色が良かったとアイゼンは言ったのでした。
かつてヒンメル達が見ていた景色を見ながら、こんな気持ちだったのかなと、アイゼンの気持ちを推し量るシュタルク。
でもやっぱり労力には見合わないなと、痛感しながら三人は帰路につきました。
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葬送のフリーレン【66話】好きな場所>>>
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