2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
葬送のフリーレン【75話】霧を晴らす魔法(エリルフラーテ)
魔族の男から放たれた魔法を、障壁で弾きながら距離を取るフェルン。
フリーレンに一人で戦う事を任され、一人で魔族と立ち向かうことになったフェルンは、身を隠すも、直ぐに居場所を見透かされてしまっていました。
魔族の男が放った霧の魔法は全域に展開し、何処にいるかを把握できる魔法でした。
例え魔力を断っていても、すぐわかると言う魔族の男。
霧のせいで視界も悪い上に、魔法も簡単に防がれるため相性が最悪だと思うフェルン。
それはメトーデも同じでした。
自分が相手にしていた女の魔族は、フェルンが対峙している奇抜な攻撃を仕掛ける男の魔族とは違い、堅実なまでの実直な剣技を魔法として使い、斬撃の衝撃波を叩きつけて来る戦い方をしていました。
実直故に、練り上げられた攻撃は正確無比で、防戦一方となっているメトーデ。
攻防一体となり、実に練度の高い戦士だと、正面からの戦いに不利だと察したメトーデ。本来ならフェルンと2人で戦うのが良策。
しかし、この霧ではフェルンの潜伏は看破されてしまうと読んだメトーデは、ある事を思いつきます。
魔法の霧を晴らせば、この戦局が変わると読んだメトーデは、暴れる事を決めます。
無数の魔法の光弾を放ち、猛攻を魔族の女に加えていくメトーデに、防御しきれない魔族の女は、背中からメトーデの一撃を喰らってしまいます。
メトーデの攻撃で片腕に傷を負い、この手法が北部高原で魔族を狩っていた、ある部族と同じである事を思い出した魔族の女は、笑みを浮かべながらに斬りかかってきます。
メトーデは再び魔法の光弾を連続に放つも、それは魔族の女にとっては違和感のある攻撃でした。
殺意がまるでなく、何か牽制している様な魔法の攻撃に気付いた女の魔族に、メトーデは薄笑いをして伝えます。
霧の魔法の解析は終わったと。
戦いしか知らない魔法使いは、戦いの為の魔法しか使えないと言い、魔法はもっと楽しいモノだと言うメトーデは、霧を晴らす魔法を使い、広がっていた濃霧を晴らします。
刹那、霧が晴れた事を察した魔族の男は、無駄な足掻きと直ぐに霧の魔法を再展開しようとしますが、目の前にいたフェルンを見失います。
何処へ行ったかと、探した瞬間・・
彼は「魔族を殺す魔法」の一撃を受け絶命しました。
自分の姿を完全に消し去り、相手の死角から魔法を放つ正確無比なフェルンの魔法は、メトーデを襲う女の魔族をも、遠距離から精密に貫き消し飛ばしてしまいます。
弾道予測すらさせない、超遠距離の魔法狙撃を成功させたフェルンを素直に褒めるフリーレン。
フェルンは二度とこんなキツイ戦いをしたくないとフリーレンに告げました。
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