2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
<<<葬送のフリーレン【75話】霧を晴らす魔法(エリルフラーテ)
葬送のフリーレン【76話】決着
ゲナウとシュタルクの同時攻撃をかわしながらに斬撃を加えていくレヴォルテに、ゲナウは一筋縄ではいかない事を痛感させられていました。
先程の達人の様な動きとは打って変わり、今の動きは獰猛な獣と同じでした。
レヴォルテは攻撃を受けながらも、それを意に介する様子もなく、魔族の強靭な肉体を武器に戦い始めたのです。
自分が攻撃を受けることを承知で攻撃を加え、致命傷を得ても気にすることなく反撃をするレヴォルテに、苦戦を強いられるゲナウとシュタルク。
このままでは削り殺されてしまうと、焦りを見せるゲナウでしたが、シュタルクがレヴォルテの魔剣の1本を砕きます。
脆くなってきていると言うシュタルクの言葉に、魔力が継続出来なくなっていると踏んだゲナウは、レヴォルテの残りの魔剣を砕いていきます。
二本のみとなってしまったレヴォルテの魔剣。
そしてシュタルクがもう一本を折り、残りは一本となります。
最後の魔剣を狙い、ゲナウは魔力の翼で空を飛び、高所からの一撃で魔剣を折りつつ、レヴォルテに最後の一撃を喰らわせます。
胸を貫かれ、地面に伏すレヴォルテですが、刹那シュタルクとゲナウの腹部を右と左の手刀で貫きました。
剣を失えば戦えない、素手は武器になり得ないと思い込むのは人間の発想だと言い、武器を失えば油断する隙を突いたレヴォルテは、勝利を確信します。
しかしゲナウとシュタルクはそれを見越しており、また人間はしぶといものだとゲナウは語ります。
シュタルクは必殺斧の一撃である光転斬を放ち、レヴォルテの腕は切り裂きます。そしてゲナウは黒金の翼を操る魔法を展開し、レヴォルテの身体を一閃しました。
絶命し、消滅するレヴォルテの身体。
渾身の一撃を喰らわせ勝利を確信するゲナウはそのまま意識を失います。
気付けば朝となり、メトーデに治療を受けていたゲナウ。
死に損なったかと言いながらに立ち上がり、シュタルクの容態を訊ねると、メトーデは先に治療したと言います。
ゲナウよりも重傷だったシュタルクを治療し不満だったかと訊ねると、よくやったと褒めるゲナウ。
フリーレン達はしばらく村に滞在する事にしました。戦いの傷を癒す必要があったからです。
そしてようやくに身体を直したシュタルク。
腕立て伏せが出来るまでに回復したと言うシュタルクに、フリーレンとフェルンは化け物かと呆れる始末。
メトーデの方は、このパーティーには回復役はいないのかと訊ね、もし居なかったら一緒に同行をしようかと訊ねてきます。
北部高原は僧侶が居ないと危ない場所だと言うメトーデに、大丈夫だと言うフリーレン。
僧侶の枠は、いずれ戻る仲間のザインの為に開けているのだと言い、それにと付け加えます。
メトーデがいるとフェルンが不機嫌になると。
抱き着きたがるメトーデに嫉妬しているフェルンに、嫉妬しているのも可愛いと柔らかく笑うメトーデ。
そんな彼女にノルム騎士団が到着したと告げたゲナウは、騎士団と共に護衛に加わる事になったと言い、フリーレン達と別れます。
シュタルクの容態を心配し、もう大丈夫だと聞いたゲナウは、借りが出来たと言い、必ず返すと言いながらに、その場を去ろうとします。
しかしメトーデにお礼を言う様にと勧められ、ゲナウはありがとうと言います。
またね、と言うフリーレンの言葉に、またどこかで返すゲナウ。
メトーデとゲナウの二人の背中を見送りながら、あの誘いを断って良かったのかと訊ねるシュタルクに、フリーレンは言います。
このパーティーの回復役である僧侶はザインであると。
そのザインが戻ってきたときに、メトーデが居れば喜ぶのではと言うシュタルク。
フリーレンはすでにこのパーティーには、お姉さんがいると自信ありげに言うフリーレンの言葉に、それもそうだなと、シュタルクは納得します。
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