2021年のマンガ大賞受賞作「葬送のフリーレン」(原作 山田鐘人、作画 アベツカサ)の1話ごとのストーリーです。2023年のアニメ化も決まりました。
最強の七崩賢・黄金郷のマハトに挑む決意をしていたデンケン。
マハトはフリーレンにとっては、かつての強敵で敗北した過去のある相手でした。
フリーレンは、マハトとの対決を危険視しています。
万物を黄金に変えてしまう魔法・ディーアゴルゼを駆使する七崩賢マハト。
あらゆる物を黄金へと変えてしまう、魔法ではなく呪いと呼ばれる魔物の魔法の前に、勝機はあるのでしょうか?
葬送のフリーレン【78話】コリドーア湖
フリーレン達は北部高原のコリドーア湖へと訪れるも、足止めを喰らってしまいました。
一週間も嵐が続き、湖を渡る船も出せないと船頭に断られてしまったのです。
来る日も嵐の毎日に、湖でも嵐が起きるのだと呆れていたシュタルク。
コリドーア湖は北側諸国最大の湖でもあり、下手な内海よりも大きく、そして東西に大きな山脈がある事で気流が乱れ、船の難破事故が多発する地域でもあったのです。
この強風では飛行魔法も使えないとフェルンは落ち込みますが、フリーレンは晴天でも魔力が持たないと言います。この湖の対岸はあまりにも遠く、そして湖は広かったのです。
宿屋へと戻り過ごしている中で、湖を迂回する事は出来ないかとフェルンは言うも、それも難しいと言います。
そもそもこの嵐の原因は東西の山脈に嵐が吹き荒れているせいであり、もし山を抜けようとすれば、猛吹雪に見舞われてしまい、簡単に遭難してしまうと言うのです。
今は下手に行動するよりは、ここで数か月程待った方が良いと言い、この街でしばらく時間を過ごす事になります。
嵐が落ち着くまで買い物をしたり、食事に出掛けたり、トレーニングをしたり、様々な方法で時間を潰していくフリーレン達。
そして気づけば、すっかりと冬は明けていました。
穏やかになった湖の湖面は綺麗な水面を浮かべ、絶好の出航日和でした。
しかし問題が起きてしまいます。
船を頼もうとすると船賃が少なすぎると断られたのです。フリーレンは資金不足に陥っていました。
魔導書を買い過ぎたせいだとフェルンに叱られ、落ち込むフリーレン。
そんな中、船頭はある提案をしてきます。
この街の先に見える捨てられた修道院に勇者ヒンメルの自伝があり、それを取って来て欲しいというのです。
修道院には強力な結界が張られており、並大抵の魔法使いでは破れないとの事でした。
船頭はかつてヒンメルに憧れており、街のみんなも彼の自伝を見てみたいと楽しみにしていると、期待を背負い依頼を受ける事になったフリーレンは、修道院へ向かいます。
かつて旅をしている中で、ヒンメルが失くしたと言っていた日記が、まさかこの街の修道院にあるとはと驚くフリーレンは、船頭の船に乗り修道院へと向かいます。
その途中で大きな船がそばを幾つも通り、驚くシュタルクに船頭は言います。
最近は物資の往来が激しく、また黄金郷を探す冒険者が沢山訪れ、街が賑わっている事を知っているフリーレンは、黄金郷が本当にあるのかと訊ねます。
船頭は今まで見つけた話を聞かないと言い、たぶんガセだろうと告げます。
黄金郷と聞き、何か嫌な引っ掛かりを感じるフリーレン。
あそこだと船頭が差した島に上陸し、目的の修道院へと訪れると、そこには確かに結界が張られていました。
強力な結界でしたが、フリーレンによって解除されます。
そして中へと入ると、朽ちた建物の中にヒンメルの像がありました。その傍に日記は置かれていました。
フリーレンが手に取り覗いてみると、そこに書かれていたのは、かつての旅の日常でした。
ダンジョンで宝箱を見つけ、野宿をし、買い物をしたことなど、様々な思い出がヒンメルの字で綴られた日記。
それを船頭に渡すと、船頭はこれはフリーレンに持っていて欲しいと言います。
船頭はフリーレンが、かつてヒンメルと共に冒険をしたエルフの魔法使いだと察してくれたのです。
日記を読む際に、懐かしく、そして寂しそうな顔をしていたと言う船頭は、大切な物だろうと、フリーレンに持っていて欲しいと伝えたのでした。
自分はそんな顔をしていたのか?と、フリーレンに訊ねられたフェルン。彼女は少しだけと、彼女の変化に気付いて言いました。
船頭はこの修道院には多くの本があり、それらの本だけでも価値があると言いました。そうして依頼は完了します。
無事に向こう岸に渡ろうとすると船ごとクラーケンに襲われ、フリーレンは捕まってしまいシュタルクとフェルンは応戦します。
はたして無事に渡る事が出来るのでしょうか?
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葬送のフリーレン【79話】トーア大渓谷>>>
「葬送のフリーレン」はAmebaマンガで読めます。
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