菊池隆生い立ち「ジャニーズに甥がいた」浮間こひつじ園事件【文春】

特別養護老人ホーム浮間こひつじ園で入居者の山野辺陽子さん(94)が介護職員の菊池隆容疑者(50)に殺された事件。菊池隆容疑者の経歴が文春によってわかりました。

菊池隆容疑者には7つ上の異母兄弟の兄もいました。

菊池隆容疑者生い立ち「大学まで進学している」

文春によると、菊池隆容疑者は1972年7月に神奈川県川崎市で生まれています。その後横浜のアパートに移り住んでいました。

近所の人が覚えているのは両親揃ってギャンブル好きな「菊池さん」という方が住んでいたことと、子どもは男の子と女の子の2人だったこと。菊池隆容疑者はその男の子の方だと思うと。

文春電子版　高校の卒業アルバムより

菊池隆容疑者は地元で”Y校”と親しまれている横浜商業高校に進学しています。スレンダーで大人っぽく、ちょっと映画スターのような顔だちです。

中性的な雰囲気があったせいか、男子よりも女子とよく話していたそうです。かなりもてていたのではないでしょうか。

あだ名も「菊ちゃん」と”ちゃん”付けだったそうです。

文春によると高校を卒業した後は大学に進学はしています。大学名まではわかっていません。関東地方を転々として介護の仕事を始めたのが5年前、45歳の時ということです。

大学卒業してから定職につかなかったのは、就活が上手く行かなかったのかもしれません。おそらく、職業も色々な職種で食いつないでいたのでしょう。

浮間こひつじ園では夜間専門の介護職員として雇われていました。日給は14,000円。菊池隆容疑者は独身と見られています。月の半分も働けば、生活していくのは難しくなかった。

事実、山野辺さんを殺害後ATMから90万引き出したと文春は書いています。報道では80万や82万とありましたが、それだけのまとまった額が通帳に入っていたのですから、堅実な暮らしぶりです。

浮間こひつじ園は入所定員は30名です。菊池隆容疑者と同じ非常勤は5名。同じ1階担当の職員は菊池隆容疑者について「気が短いことがある」と語りました。

菊池隆容疑者が全国指名手配された時に警察が親族に話を聞いています。その中に7つ上の兄がいました。

もっとも兄は自分が3歳の時に両親が離婚したため、菊池隆容疑者と暮らしたこともありません。異母兄弟になります。

小さい時に数回顔をあわせたかな程度でここ30年以上音信普通だそうです。この兄の子供は現在ジャニーズの人気グループで活動しています。

兄も現役ミュージシャンで、ジャニーズのグループに楽曲提供もしているそうです。名字の「菊池」を考えるとSZの菊池風磨さんとお父様の菊池常利さんが思い浮かびますが、文春でも確定的には書いていません。

菊池常利さんは、地方新聞の記事で1982年に神奈川県の棚橋高校を卒業したとわかっています。逆算すると今年57～58歳で、50歳の菊池隆容疑者の「7つ上の兄」に当てはまります。

また兄について、両親の離婚後は地方の親戚に預けられていたと文春は書いていますが、菊池常利さんは神奈川県横浜市出身で、育ちは福島です。

菊池隆容疑者は戸籍も抜いていたらしく、16～7年前に父親が亡くなった時も連絡がとれなかったし、葬儀にも来なかったと兄は語っています。

菊池隆容疑者が逮捕され、移送のため新千歳空港に着いた時の画像です。白いシャツの襟もと、胸、左腕あたりに血のしみのようなものがみられます。腕にためらい傷もあったそうです。

菊池隆容疑者が北海道を選んだ理由は、供述で話しています。

「自分が昔住んだり行ったことのある場所を通って、北海道で死のうと思った」

大学卒業後関東地方を転々としていましたが、北海道にもしばらく住んでいたということでしょう。

また事件当日は山野辺陽子さんに「痛むところがある」と呼び出され、「異常はない」と言ったところバカにされたことが発端です。山野辺さんは7月からの入居。菊池隆容疑者は6月からの勤務でした。

8月ころからは職員の間でも山野辺さんと菊池隆容疑者が上手くいってないように見えていました。

山野辺陽子さんのご冥福をお祈りします。