住民基本台帳ネットワークシステムに侵入できる権限を持った杉並区役所区民課の市川直央(いちかわなおひさ)容疑者(32)が個人情報を不正にもらした容疑で警視庁に逮捕されました。
佐々木洋樹(ささきひろき)容疑者(34)に依頼された共犯です。いちかわ直央容疑者の顔画像は逮捕時に判明しています。市川なおひさ容疑者の顔画像からどんな人物なのか調べます。
市川なおひさ容疑者(杉並区役所)の顔画像「普通にイケメン」
左側がいちかわ直央容疑者です。暴力団から依頼を受けたという共犯の佐々木洋樹容疑者は頭からスッポリフードを被り、うつむいています。
それに比べて市川直央容疑者は寝起きで髪にくしも入っていないような状態ですが、下を向くでもなく、警察官の指示に従って周囲を見渡しながら歩いていました。
午後3時の逮捕ですが市川直央容疑者の風貌は、まるで寝起きです。休日と言う事で明け方まで起きていたのでしょう。
逮捕されるわけがないと考えていたのかもしれません。淡々とした表情です。
市川直央容疑者の他の画像がないかSNSを探してみました。
フェイスブックは3件ありましたが、いずれも違いました。”直央”を「なおひさ」と読むのは珍しいようです。Instagramは「naohisa ichikawa」で調べましたが1件もありません。
インスタは本名でなくとも運用は出来るので、アカウントがある可能性はあります。市川直央容疑者は公務員です。自分の情報漏洩には慎重なのでしょう。
いちかわ直央容疑者は32歳なので、杉並区役所に勤めて10年目ではないでしょうか。
2018年4月から区民課に所属し、静脈認証で住民基本台帳ネットワークシステムにログインできる権限を持っていました。4年前になります。
市川なおひさ容疑者の仕事ぶりはまじめだったのでしょう。でなければ、情報を扱う部署に異動はしません。
顔画像を探して、「広報すぎなみ」も調べましたが、都会の広報は職員の顔写真はおろか、名前も載っていませんでした。
市川直央容疑者(杉並区役所)と佐々木洋樹容疑者の関係
佐々木洋樹容疑者
市川なおひさ容疑者と共犯の佐々木ひろき容疑者は、10年前からの付き合いであることがわかりました。
歳が市川直央容疑者が32で、佐々木洋樹容疑者が34なので違いがありますが、いちかわ直央容疑者からみれば、大学を出てすぐ知り合ったという事になります。
どういった関係なのかはわかっていません。
佐々木洋樹容疑者は暴力団関係者からの依頼に応じ、指定された人物の氏名や生年月日を市川なおひさ容疑者に伝え、住基ネットで住所などの検索を頼んでいたとみられています。
昨年4月と今年2月のことです。
市川なおひと容疑者が佐々木洋樹容疑者に弱みを握られていて、犯行に至ったか、佐々木洋樹容疑者が暴力団に言い寄られて困っているのを助けようとして市川直央容疑者が加担したかのかはわかっていません。
二人の間に金銭の授受があったかどうかは捜査中です。
ただ警視庁捜査2課が扱っている事件なので、漏洩の方を主に捜査しているようです。暴力団関係であれば捜査四課になります。
市川直央容疑者(杉並区役所)の犯罪は投書でばれた
杉並区役所
杉並区役所に投書があったのが発端です。
タレコミです。
2022年2月に投書があったということは、市川直央容疑者の2回目の漏洩の時に気づかれたと言う事です。
これを受けて、杉並区役所は市川直央容疑者に内々に聴取。市川なおひさ容疑者が不正行為を否定したので杉並区は3月には警視庁に相談していたと言います。
「市川直央容疑者が否定した」ということから、杉並市役所にきた投書に、市川なおひさ容疑者の名前が書かれてあったのでしょう。
聴取時に市川なおひさ容疑者は「検索した記憶はなく、不正行為は一切行っていない」と供述したとのことです。
投書は同じ区民課の職員の可能性が高いです。杉並区役所が3月に相談して逮捕までに8ヶ月かかっているいうことは、裏付けをきちんと調べたからでしょう。
市川なおひさ容疑者が罪を認めた場合、罰則はこのようになります。
市川直央容疑者(杉並区役所)の経歴
市川直央容疑者のわかっている経歴です。
名前:市川直央(いちかわなおひさ)
年齢:32歳
住所:東京都杉並区井草1丁目
職業:杉並区役所区民課主事
容疑:住民基本台帳法違反容疑
認否は明らかにされていません。
また大学など学歴も調べてみましたが判明しませんでした。
市川なおひさ容疑者(杉並区役所)の逮捕
左:市川直央容疑者、右:佐々木洋樹容疑者
調べてみた杉並市役所職員の評判はあまり芳しくありません。
【追記】市川なおひさ容疑者を知ってる人のツイート
調べていくと、市川直央容疑者と佐々木洋樹容疑者を知っているというツイートを見つけました。


【追記】市川なおひさ容疑者の勤務態度
杉並区役所によると、市川直央容疑者は
- 目立たない
- おとなしい
- 勤務態度はまじめ
でとても個人情報の漏洩のような大それたことをするようには見えなかったと言います。そして佐々木洋樹容疑者に頼まれた個人情報は、検挙された人や犯罪歴のある人だったことがわかってきました。
自分の所属している杉並区の住人のものではなく、関東・関西他3地域の人物の個人情報だったことは、住民基本台帳ネットワークでの犯罪では初めてだと警察は話しています。
コメント