TVでも何度も取り上げられている動物愛護団体でNPO法人SPAの代表理事、齋藤鷹一(さいとう よういち)氏のパワハラが文春で報じられました。
斎藤よういち氏が経営するSPA内でスタッフに対するパワハラ音声です。齋藤よういち氏とはどのような人か調べました。
齋藤鷹一氏の経歴「幼少から動物愛」
齋藤よういち氏のプロフィールです。
- 1989年11月16日生まれ(現在33歳) 4人兄弟の長男
- 東京都大田区出身
- 成城学園中学(偏差値65)卒業
- 成城学園高校(偏差値63)卒業、ラグビー部所属
- 2006年(17歳)アマ格闘家(ZST所属)
- 2010年(21歳)プロ格闘家
- 2012年日本大学体育学科体育科卒業
- プロ格闘家引退(23歳)
- 2013年 大森ペット霊堂就職
- 2014年渡米、動物保護活動家として研鑽を詰む
- 2017年5月(27歳)大森ペット霊堂代表就任
- 2019年6月(29歳)特定非鋭利活動法人SPA(Society for the Protection of Animals)代表就任(大森ペット霊堂は退任)
- 2021年5月「ウェルネスグルーミングサロン」を2店舗目としてオープン
齋藤鷹一氏は中学・高校と名門の成城学園高校に在籍していることから、成績は良かったのでしょう。
一方、斎藤よういち氏は高校在学時よりラグビーをしながら、格闘技の世界に入っています。インタビュー記事では格闘技は「趣味」と話していました。
格闘技で世話になった清水俊一さん(格闘家)とは現在も親交があり、清水さんも自分の試合などでSPAのキャップを被り、SPAの活動を伝えています。
斎藤よういち氏の動物への愛は幼少時代からで、一緒に暮らしてきた動物は犬猫だけでなく、兎、鳥、爬虫類、両生類、魚など色んな生き物と生活していたそうです。
「大森ペット霊堂」は齋藤鷹一氏の父の代から続くペットの火葬や葬儀を執り行う会社です。にも拘らず、斎藤鷹一氏は父の会社に入社するまで「ペットグッズを販売する会社」と思っていたとか。
興味がなかったとしか思えませんし、大学で熱をあげていた格闘家への道をあっさり諦めても、就活なしに父親の会社に縁故で入社ができています。
齋藤鷹一氏は20歳の時にダックスフンドを購入しようとしてパソコンで調べた時に、犬猫の殺処分の事実を初めて知ったことが動物愛護活動に入るきっかけだったと語っています。
大学生の身分で平均価格27万円と言われているダックスフンドの購入希望。当然ながらその後の飼育の金額も発生します。
大学で勉強しつつプロ格闘家として試合もこなしつつ、ダックスフンドの飼育を考えられる。お手伝いさんもいるような家庭だったかもしれません。
齋藤鷹一氏のパワハラ音声「聞く耳を持たない」
NPO法人「SPA」
文春が報じた斉藤鷹一氏のパワハラはSPAの施設責任者であったAさんに対してでした。Aさんは動物関係の専門学校も卒業しており、技術も知識もあってスタッフに慕われていました。
「代表は、がんを患っている一匹の犬をとても大事にしています。ある時、保護された子犬たちが、その犬とじゃれ合っているのを見て、『止めないのは虐待だ』と、Aさんを怒鳴りつけたのです。保護犬・保護猫の飼育に差をつけるべきではありません。Aさんが代表に怒鳴られ続けているのを見て、いつ自分がターゲットになるか分からないと思い、私も施設に行くのが辛くなりました」
齋藤よういち氏はラグビーや格闘技をしていたのもあって、声が大きいです。恫喝しているように聞こえても仕方ありません。
このコメントをしたCさんも心療内科でストレス反応と診断され辞めています。
「昨年3月、『俺はお前らとはやれない』とSPAを閉じることを決めたとAさんに詰め寄り、壁にライターやスマホを投げつけていました。時にはテーブルを叩くこともあり、スタッフはみな萎縮していました」
Aさんが2022年の8月に、退職までの有給休暇中に誰に連絡を取ればいいか、斎藤よういち氏に打診した時の音声です。
「誰を通して行ったらいいですか?」
「〇〇さんから伝えたら鷹一さん答えてくれますか?」
「今後のSPAのためにも必要なことがあるんです」
「だから潰せって言ってんだよ この店をよぉ うるせえな!」
「なんでそうやって暴れるんですか」
齋藤氏は金庫から保護動物の譲渡金や寄付金、グッズなど施設の売り上げが約2ヶ月分入った紙袋を取り出します。
「おまえらの嘘だろうが! 私はやります、なんとかやります」
「その言葉信じて 俺やってきたのによ」
「そんなちょっと注意したくらいでさ 辞めるとか言ってるような人間とさ、やってんだよ」
「違います」
「うるせいよ! おめえは本当に黙ってろ!二度と声かけるな」
「こんなクソみたいな人間と一緒になんかできるかっつうんだよ」
「落ち着いて下さい 何でそうやってやるんですか」
「どけよ! ほんとによぉ」
「くれてやるよ」
「何でそういうことするんですか」
「いらん!どけよ!」
「落ち着いて下さい」
「二度と連絡してくるな」
「何でそうやって…」
「どけよ」
「落ち着いてくださいってば」
「いらねえよ、こんな金もう」
「大事なお金」
「何そういうことするんですか」
「これでよお これで好き勝手遊べばいいじゃん、自分たち」
「生活費ももらってよお おめえらはよお」
「おめえらはここからの金で生活費もよお家賃も出してもらってよお」
「ちょっと嫌なことがあったからもう辞めます? ふざけんじゃねえよおめえら」
「違います」
「一言の相談もしないでよお!」
「相談できなかったんです 鷹一さんこうやって荒れると」
「私も怖くて話せなくなるから」
「じゃあ 二度と話すなよ だったら 邪魔だよ本当によお」
「二度と顔みせんな どけよ!本当に」
「何でそうやって言うんですか」
A氏との会話なのに、斎藤よういち氏は常に「おめえら」と複数で話しています。その場に他のスタッフもいたのかもしれませんが、文春の取材に対して「7割」の元スタッフがパワハラ証言をしていました。
物を投げられるのも日常だったようです。
齋藤鷹一氏の経歴「人間にはペットほどの愛はない」
2022年9月の齋藤鷹一氏のインスタです。8月にA氏とのやりとりがあった後の投稿になります。
今思っていること全部。俺は万人に好かれようとして、この活動しているわけじゃないし、
俺のことは嫌な人は嫌でいいから
今後、一生関わりはもたないだろうし
その人の人生までハッピーになってって思う気はさらさらないです。俺は自分がやっていることが偉いと思ったこともないし、
ただ自分がやりたいからやっているだけ。昨日計算をしていましたが
この3年間で
とてつもない額を使ってきた。
施設作ったり、従業員に給与払ったり、医療費があったり。
でも別に後悔は一切していない。
2020年に「私と猫と日々の泡」というブログ主の取材に対して、スタッフは正社員が4名と齋藤よういち氏は答えています。
格闘技で暮らしていくのは大変だった。そんな時、やっぱり動物に関わる仕事がしたいと思った。
知り合いの紹介でペット霊園に就職。あまり考えずに就職したものの、常に動物の死が近くにあり、ご遺族の方々を見ているととても心が痛んだ。
自分自身もペットロスになった事があり、絶望していたが、癒してくれたのもペットだった。
齋藤よういち氏はTV番組にも出演し、動画配信もしています。動物愛護関連の旗手として芸能界にも顔があるようです。
しかし、2022年1月には来店客からスタッフの対応が悪いと複数クレームが口コミに寄せられて、店舗を一時閉鎖していました。
2年経った今、お叱りをいただくということは、
私たちの体制がよくないのだと感じでいます。SPAを応援してくださる方々の為にも、
しっかりと自分達がお越しいただく皆様に感じさせてしまったことを反省し、そして改善することが、まずやらねばならぬことだと思っております。
一人でも多くの方に保護犬、保護猫の存在を理解していただくには、
人への伝え方、感じ方への配慮が絶対的に必要だと思っています。
動物達の言葉を理解しようと習性や行動を勉学する身として、
人の言葉も理解できないといけないと思っております。
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