小樽市の女子大生瀬川結菜さんが札幌市東区に住む小野勇容疑者の家で遺体で見つかってから1週間。瀬川結菜さんが留年していたことを文春が報じました。
優等生と言われた瀬川結菜さんが何故留年ということになったのか、家族内も関係していることがわかりました。
瀬川結菜さんは家族の大黒柱にされていた
文春によると瀬川結菜さんは小さい頃から金銭面で悩んでいたと言います。良く知る近所の人が話しています。
瀬川結菜さんの家族は父、母、妹、弟と自分の5人家族です。母親が精神的に不安定で生活が苦しく、瀬川結菜さんも感情が高ぶってぽろぽろと泣くこともあったそうです。
瀬川結菜さんは頭はよいけれども友人が沢山いるタイプではなく、どちらかと言えば内向的。
妹とは2歳違いで、弟も妹とそう歳が違わないらしい中、長女として家族の中で担っていた役割がたくさんあっただろうことは想像がつきます。
瀬川結菜さんは作業療法士を目指して日本医療大学に入学しました。ホームページに紹介されるほどですから、相当優秀だったのでしょう。
事実、大学の友人は「1年の時から”優等生”で有名だった」と言っています。入学時から優秀だったのです。おそらくは奨学金も無利子のものを借りられたのではないでしょうか。
日本医療大学の1年の授業料です。
前期50万、後期50万の年100万です。もちろん教科書代や実習費などは別途です。小樽市から下宿もせず片道2時間近くかけて通っていた瀬川結菜さんが、奨学金を貰っていただろうことは推測できます。
無利子の奨学金が借りられたとすると自宅通学は月額54,000円貰えます。
しかしそれでも1年で648,000円です。授業料だけでも年間30万ほど足りない計算です。その上、瀬川結菜さんは生活の苦しい家にもお金を入れなければならなかったのです。
4年生までバイトと勉強を頑張って、就職もいい病院を紹介されるほどだった瀬川結菜さん。しかし昨秋、夜の街で働いていることが友人にばれてしまった。
その後 瀬川結菜さんは友達にいじめられ始めたというのです。完全に孤立してしまい授業に出られなくなって、留年してしまったと。
友人であれば、応援してあげる人がいてもおかしくはありませんが、大学のアルバイトとして夜の街は相応しくなく、ずっと優等生だった瀬川結菜さんのウィークポイントを見つけたように感じたのでしょう。
作業療法学科は40名しかいません。約1クラス分の人数です。瀬川結菜さんは、良い病院を就職に紹介されていました。これはおそらく成績順です。
管理人は大学のゼミにいた時に就職時、そのゼミに届いた就職先が成績順で決まっていくのをみました。イジメを始めた友人に、願わくば自分がという感情がまったくなかったとはいえません。
瀬川結菜さんには「留年」が重くのしかかってしまいました。
瀬川結菜さんは大学に通わず働いていた
文春オンライン メイド喫茶での瀬川結菜さん
瀬川結菜さんの大学時代の友人は、卒業後は飲み会にも来ていないと言います。瀬川結菜さんは日本医療大学に通わなくなり、地元の小樽で働いていたと文春は報じています。
大学は休学なのか、退学なのかはわかっていません。メイド喫茶で働いていたそうです。
今は削除されている瀬川結菜さんの妹さんのツイートにラインがありました。画像をよく確認すると10月4日(火)の日付です。
ゆいな、今どこ??
パパ怒んないから話だけしようだって
らいんできる?
げんき?
瀬川結菜さんは小さい頃から生活が苦しかった。母親が精神不安定と言っても、働き手としては父親がいるはずです。しかしタクシー運転手の父親は、事情があり働けなくなっていたのかもしれません。
大学の学費と家に入れる生活費を学生の長女におんぶする。親としては情けないの通り越します。
父親が怒らないからという事は怒っていたということです。大学に行かなくなったことか、アルバイト先の職種のことか、おとなしく見える瀬川結菜さんも声を荒げて衝突した可能性もあります。
瀬川結菜家族が重荷「見捨てられないけど」
文春オンライン 瀬川結菜さんと妹、弟
真面目できょうだい仲もよかった瀬川結菜さん。国家試験に向けて何度も問題集を解いて、上位合格を目指していたのに、夜の街のバイトがばれたことで友人からいじめにあい、大学に行かれなくなってしまい留年。
留年すると無利子の奨学金は借りられません。
「死にたがっている人」の話を否定せずに聞く小野勇容疑者に家に何度も行ってタトゥしてもらったり、食事を振舞って貰った女性は「楽しかった」と言っています。
小野勇容疑者も瀬川結菜さんに会ったのが10月3日が初めてではないと供述しているので、話を聞くことで、安心させたのでしょう。
【追記】瀬川結菜さん友人「就職祝いを頼まれた」
11月3日、瀬川結菜さんの同い年(22歳)の友人が、瀬川結菜さんから事件の1週間前にもらったラインの内容を話しました。
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