8月9日、愛知県犬山市山中で車の中から9歳の女の子と6歳の男の子の遺体がみつかり、同日母親である田中智子さんも自宅で殺害されているのが発見されました。行方不明だった父親の田中大介容疑者(42)は親族に付き添われて8月13日に警察に出頭し、妻の殺害を認めました。
「奥さんと口論となりカッとなって殺した」
近所の田中大介容疑者の評判は「子煩悩」「寡黙」。口論程度で人を殺める危険人物には見えません。口撃された経験のない人生が垣間見えます。
田中大介容疑者の生い立ち「親離れできない親」
田中大介容疑者は出頭の時、親族に居場所を告げています。田中だいすけ容疑者にとっての”親族”とは、両親しかいないでしょう。
伯父、叔母も親族には含まれますが、入鹿池の赤い橋で首や腕を傷つけて血だらけになっている(自死しようとしてできなかったと見られています)死にきれなかった状態で田中大介容疑者が連絡するのは、肉親以外ありません。
それも恐らくは母親です。父親は世間体がありますからとりあえずでも叱責します。しかし母親は息子がかわいいのです。間違いなく「生きててくれてよかった」と抱き合った事でしょう。
姉弟は目、鼻など田中大介容疑者にそっくりです。
あれだけ息子に似ているかわいい内孫2人や嫁の顔は出てきません。傷だらけの姿に早く治療をさせないとと出頭を急がせた可能性すらあります。
入鹿池の赤い橋で連絡したのが8時すぎ、犬山署に出頭したのが9時半です。
田中大介容疑者の両親がどこに住んでいるのかはわかっていませんが、たった90分の間に実家→入鹿池→犬山署ということは、説得などということもなく田中大介容疑者は親の顔を見て安堵して委ねたと考えられます。
42歳にもなって ママー…は気持ちが悪いです。今までも困難な事があると親を頼っていたのがわかります。電話を受けて、「自分で警察に電話しなさい」と言えない親もベタ甘です。
近所の人は田中大介容疑者をこう話していました。
田中大介容疑者はおとなしく寡黙だと近隣の人に見られていました。にこにこして子供をかわいがっていたのは、自分からリードをして遊ばせるというのが苦手だったのでしょう。
田中大介容疑者も感情表現は苦手に見えます。真面目な性格だからこそ「働き手として頑張っていた」と近隣にも一目置かれていたわけです。
しかしDVの噂も(今の所)聞こえてこないのに「カッとなった」だけで「首を絞める」は短絡すぎます。怒りを覚えた時の自分のコントロールの仕方を経験してなかったのではないでしょうか。
田中大介容疑者の生い立ち「父親の家業を継いだ?」
田中大介容疑者は逮捕時は職業不詳です。しかし電気工事業を自営で営んでいたことが分かりました。
42歳という年齢的に田中大介容疑者は就職氷河期真っただ中でした。管理人の子も氷河期の最後にあたってしまい、就活は1年以上要しました。完全に買い手市場でした。
エントリーシートを出しても落ち続ける日々。やっと面談までこぎつけても、あっさりお祈りメール。真っ黒だった手帳がある月に真っ白になっていました。
不思議に思っていると「今から1ヶ月…自分は就活はしない。心が持たない」そう言って自分を取り戻そうとしていました。それだけ氷河期の就活は厳しかったのです。
田中大介容疑者の就活が上手くいかなかったのは容易に想像できます。
正社員になれず、父親の助言で電気工の道に入っていったのでしょう。


田中大介容疑者生い立ち「〇ぬ努力の演出に奔走」
田中大介容疑者が入鹿池の赤い橋に数日いた可能性が出てきました。焚火の後と髪の毛が発見されました。


死のうとしましたというポーズだろ。
【追記】田中大介容疑者子供殺害容疑で逮捕
9月1日愛知県警は、田中大介容疑者を小学生の子供・千結(ちゆ)さんと十楽(とら)ちゃん殺害の容疑で再逮捕しました。
田中大介容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。
また、妻と子供二人を殺害した後は山中に4日間潜んでいたこともわかりました。
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