数ある悪役令嬢・転生ものの中でも異色で大人気の「悪役令嬢転生おじさん」【6話】のあらすじ(ネタバレ)と感想です。
悪役令嬢 転生おじさん【6話】一番強いのは誰だ?
生徒会のメンバーはいつも学生達の話題の的でもあります。
そして常に話題に上がるのが、生徒会の中で誰が一番に強いのかという事でした。
筆頭に挙げられるのが、
生徒会保安部長のオーギュスト・リオン。
魔法で身体を強化した格闘術が得意な守護戦士(ガーディアン)
その次に挙げられるのが、生徒会副会長のリシャール・ヴェルソー。
代々家に伝わる秘伝の剣術を継承した剣聖(ソードマスター)
この二人が現在の学園において最強と謳われている人物でした。
二人は、攻撃力を低減させる魔法が敷かれている闘技場で、今日も互いに手合わせをしていました。ヴィルジール王子が審判を務めます。
オーギュストの縮地による特攻から繰り出される打撃を剣で弾くリシャール。
しかしオーギュストの打撃は止まず、そのまま連撃にて幾度なくと繰り出されていき、拳打に蹴りの応酬を見まわせ、リシャールに叩き込んでいきます。
それを全て剣で弾き、いなし、攻撃を回避するリシャール。
二人の一進一退の猛攻を見詰めながら、二人の技量に驚くアンナ。
オーギュストとリシャールの手合わせを見ながらグレイス(憲三郎)は、乙女ゲームでありながらも、戦闘の迫力が本格的であると感心していました。
双方が互角なため決着はつかず、オーギュストとリシャールは、引き分けだと互いの健闘を称えて手合わせを終わらせます。
その時、オーギュストの背中に何かが飛びつきました。
慌てるオーギュスト。
彼の背中に張り付いたのは・・・なんとミヤマクワガタでした。
(全ての虫好き少年が憧れるスター昆虫!!)
(かぁっこいぃぃぃ)
憲三郎(グレイス)はミヤマクワガタに、テンションが上がってしまい、思わずオーギュストの背の虫を素手で掴んでしまいました。
女性なのに虫を平気でつまむグレイスに、オーギュストはそんな気持ち悪い物よく持てるなと言い、とっとと潰してくれと頼みます。オーギュストは虫が苦手だったのです。
昆虫界のアイドルとも言われているミヤマクワガタを処分しろと言われ、この世界では昆虫の価値はないのかと残念がりながらも、憲三郎は流石に処分はできません。
グレイスは、魔法陣を出し「帰」と書き込んでミヤマクワガタを森へと返したのでした。
例え虫であっても小さな命である。簡単にその命は奪えない。
と、貴族たる者の矜持を貫くグレイスにアンナだけではなく、オーギュストも(や…優しい…)と胸をときめかせてしまったのでした。
リシャールの秘密
別の日。
リシャールを先頭に、グレイスとアンナそしてヴィルジール王子は魔法学園の宝物庫に来ました。
学園の先輩方から受け継いだ偉大な武器が保管されているこの場所の管理も、生徒会の大切な仕事だと説明するリシャール。
例えば…と近くのショーケースを差し
これは聖なる斧ガルガンチュア いかなる敵の防御力も無効化するのだと
聞いていないのに説明を始めます。
アンナは普段無口なリシャールが饒舌なことに驚いていました。
さらに説明は続きます。
この斧に葬られたものはこういうしかない
オー・ノー
破魔の盾アルケロンは物理も魔法も跳ね返す。知らずに攻撃すると
立ってはいられないだろう 盾だけに!
憲三郎も驚くリシャールのお寒いおやじギャグに、グレイスとアンナが言葉を失っていると
ヴィルジールがこっそり教えてくれました。
だからリシャールは人前でしゃべるな。無口でいろと言われているんだと。
そんな話をしているとはつゆ知らず リシャールは3本の剣が並んでいるケースに近づきます。
「魔剣」ガンガー
「聖剣」ラクシュミー
「秘剣」サラスバディ
なかでもこの「魔剣」を手にする者は
誰にも負けん
・・・・・・・・
・・・・・・・・
グレイスは閃いて剣の前に立ち ならばとこう言い放ちます。
では「聖剣」「秘剣」を生徒会が手にするならば
悪党どもを 一斉検(せいけん)挙 するまで
あとには退けん(ひけん)
と言う事ですわね。
リシャールはグレイスの言葉に敗北を認め
参ったと頭をさげるのでした。
この後、生徒会最強はグレイスらしいという噂が密かに流れたとか。
悪役令嬢 転生おじさん【6話】感想
生徒会所属のキャラクターが掘り下げられてきました。”ミヤマクワガタ”がどれだけすごいのか ミリほどもわからない私ですが、憲三郎のときめきが半端ないのが微笑ましかったです。
格闘術を極めているオーギュストの虫嫌い、無口なイケメンと思われていたリシャールの無口な理由(しゃべるなと言われてそれを守るリシャールも素直ですね)
最後のグレイス(憲三郎)のおやじギャグはしてやったり感♡
おやじギャグの寒々しさは、万国どころか時空を超えても共通認識でした(笑)
コメント