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水彩初心者おすすめの水彩紙はホワイトワトソンかウォーターフォード

suisaishi 画材

透明水彩に憧れた1年。

水彩紙に種類があるなんて知らなかったし、

水彩紙によってものすごく違いがあるのもびっくり

 

その中で実際使ってみて、塗り方や好みもあるけれど

とっつきやすいのはホワイトワトソンとウォーターフォードかなと思いました。

ホワイトワトソンはコットン高配合の中性紙

ウォーターフォードはコットン100%の中性紙です。

それぞれの長所と短所を初心者からみた個人的見解です。

 

水彩紙ホワイトワトソンの長所

  • 発色がいい
  • リフティングがしやすい
  • 色伸びがいい
  • 定着が遅いので落ち着いて塗れる
  • 表面が強いのでマスキングもしやすい

suisai
初めて塗ったホワイトワトソンです。修正がしやすくて感動した覚えが!

 

ホワイトワトソンは発色がいい

“発色”とは色の仕上がりですが、

塗ろうと思って筆にとった色がそのまま再現できる…

という感じでしょうか。

彩度(鮮やかさ)も高いと思います。目に眩しく感じることも

 

ホワイトワトソンはリフティングしやすい

リフティングとは「色を取る」ことをいうのですが

あっはみ出ちゃった!とティッシュを丸めて塗った色を抑えた経験は

あると思いますが完璧に取れます。

 

しかも時間が(1ヶ月たっても?)水でぬらしてティッシュをあてると

色が取れるのです。

考えようによっては 保存の仕方に注意がいるかもしれませんね。

 

ホワイトワトソンは色伸びがいい

紙の上をスルスルっと筆が走る感じがします。

ひっかかりがないので塗りやすいです。

 

ホワイトワトソンは定着が遅いので塗りやすい

“定着”とは紙に色が収まることをいいますが、

色の定着が遅いので修正がしやすいのは初心者にはありがたいです。

だからこそリフティングがしやすいのでしょうね。

 

ホワイトワトソンは表面が強いのでマスキングがしやすい

マスキングとは色をつけたくない場所にマスキングインクを塗ることを言います。

筆で塗るのが一般的ですが、硬いペン先につけて塗ったりもできるので

水彩紙の表面は強い方がやりやすいです。

 

しかもマスク後に色を塗り、乾いた後に指や専用の消しゴムで塗った部分を

剥がすので水彩紙の強さはありがたいです。

 

 

水彩紙ホワイトワトソンの短所

  • 乾くと色が浅く見える
  • リフティングで抜けすぎる
  • 混色に向かない
kaseki
kaseki

これは本当に「個人の感想」ですが

例えば”長所”の「発色の良さ」は水彩画家の方も言っておられます。

発色も良く、美しい滲みを作ることができます。僕の知る限りでは、滲みに関してはこの紙がNo1だと思います。

福井良佑氏

この本は愛用しています。塗り方まで書かれてあるのでわかりやすいです。

乾くと色が浅く見える

ホワイトワトソンは定着が強くありません。

元々透明水彩は時間が経つと塗った色より薄く感じる画材です。

ホワイトワトソンは加えて定着が弱いので よけいに浅くかんじてしまうのかも。

 

ホワイトワトソンはリフティングで抜けすぎる

塗った色がはみ出した等の修正であれば ”真っ白”になるのはリセットできていいのですが

「ちょっと」色を取ろうと思った時に「ドッヒャーー」となるほど

取れるのは困るというか…

リフティングの感覚をつかめということなんですけどね(笑)

 

ホワイトワトソンは混色に向かない

定着が弱めなので、色を重ねると下に塗った色を拾ってしまいます。

一ヶ月先でも水でこすればリフティングできるというのは

混色(色を重ねる)はしにくいということですよね…

 

kaseki
kaseki

ホワイトワトソンは思いきって色を塗れる決断力の早い人が使うと 紙の良さを最大限に生かせるのでないかなと思います。

 

一方のウォーターフォードの方はホワイトワトソンとは真逆の特徴があります。

水彩紙ウォーターフォードの長所

  • 色の定着が強い
  • ボカシがきれい
  • 経年でも色の劣化が少ない

suisaishi

ステンドグラス風なので通常とは違う塗り方をしましたが、色深いのが気に入ってます。

 

ウォーターフォードは色の定着が強い

良くも悪くもウォーターフォードは塗った色がすぐに紙にしみ込みます。

なのでのんびり考えながら次の色を作ったりしていると

ぼかすつもりが境界がはっきりしすぎてーーーーーということに

 

ウォーターフォードはボカシがきれい

色のしみ込みが早いので 筆に水分を多く含ませて色を塗ると

ボカシがとてもきれいです。

ちょんと色を置いて水だけ含ませた筆でぼかしてもいいですよ。

 

ウォーターフォードは経年でも色の劣化が少ない

kaseki
kaseki

これは1年経った感想ですけどね

鮮やかな色味が他の水彩紙に比べて持続している気がします。

ホワイトワトソンと同じ色を使っていても

こんなに鮮やかさが持続するんだなという感じです。

 

水彩紙ウォーターフォードの短所

修正、リフティングはできません。

色の定着が速いということは紙に染み込む速度が速いという事です。

「あっ間違えた」はおろか、

「少し色を取って変更しよう」もまったくできません。

kaseki
kaseki

はみ出さないように塗るのが苦でない方は問題ありません。

・・が実は私はこれがとても苦手でして…

それでも1年経って私が使いたいと思っている水彩紙はウォーターフォードなのですね。
出来上がった作品の色がとても気に入っていて。

自分の技術ではまだまだお友達になるのは難しいんですが

あえて挑んでみたいぞ☆という水彩紙になりました💛

水彩初心者おすすめの水彩紙はホワイトワトソンかウォーターフォード まとめ

suisaishi

塗りやすく修正も塗りなおしも簡単なホワイトワトソンは敷居が低く使いやすいです。

一度色を置くと修正不可能なウォーターフォードは細かい作業が苦手な人には扱いにくい。

 

ホワイトワトソンは本当に「え?」と思うほど

塗りやすくストレスがありません。

直感的に色を置いても何度でもやり直しができるので

思い切った色塗りができます。

 

ただできあがった絵の色はウォーターフォードの方が私は好きです。

これは好みの範疇かなという気がします。

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