小3で初マンガを描いた(ノートに鉛筆)私は
「絵はすぐに上手くならない」は当たり前と自覚してます。
ただ歳の分だけ”描いてきた”だけで絵が上手い自覚はありません。
やっぱり美大や専門でデッサンやってないしぃ・・で
だらだら来てました。
成冨ミヲリ(なりとみ みをり)さんの「絵はすぐ上手くならない」は
何故そう思うのか理論づけて解決策が書かれてます。
「絵はすぐに上手くならない」はテクニックでなくトレーニング法の本
技術(描き方)本ではありません。
最初は図書館で借りてきました。
手に取った理由はやっぱり「絵はすぐに上手くならない」というタイトルです。
そんなのわかっているよ(💢)と思いつつ読み始めると
好きで描いていればいつかは上手くなる・・を根性論だとバッサリ!(笑)
ちまたにあふれる「すぐに上手くなる本」は絵のごく一部だけ上手くなる「技術本」であると。
だから
思ったように上手くならないとまた技術本を買い、迷走するのだそうです。
グサグササ…
成冨ミヲリさんの「絵はすぐに上手くならない」は絵を描く時のテクニックではなく
根性論でもなく
自分の方向性にあったトレーニング法が書かれてある本です。
「絵はすぐに上手くならない」11のジャンル別トレーニング法
ジャンルによってはデッサンやクロッキーは不要
11のジャンル
- 企画アイディア系
- 映像・写真系
- デザイン系
- 3DCG系
- 建築インテリア・空間デザイン系
- コンセプトアート系
- マンガ・アニメ系
- イラスト(要望に応えて描く絵)系
- ファインアート系
- 具象アート系
- 美大受験系
私は今、透明水彩に取り組んでいますが
自分から作品を生み出すのでファインアート系に分類されます。
風景や静物画、細密画などを描く「画家」と言われる人たちは具象アート系に分類されます。
ジャンル別に必要なトレーニング方法も書かれてますが詳細はさけます^^
しかし一番必要なトレーニング方法が多かったのは
マンガ・アニメ系でした。
それだけ必要な能力が多いということのようです。
「絵はすぐに上手くならない」には自己判断テストがある
「描いた絵からの診断」と傾向を測る「自己診断シート」付き
ジャンル別にトレーニング方法があるなら
自分はどうなのかと思いますよね。
“描いた絵”というのは自分の利き手でない方の手を描くものです。
実例が4Pに渡って写真付きで掲載されており
自分が描いた(できれば描いてから見た方が◎)絵の傾向から
性格やタイプがわかるようになっています。
明確に「こうなりたい!」がなくとも 自分の性格や描いてみた絵で
違う可能性に気づく場合もありそうです。
「絵はすぐに上手くならない」には凡例が5つある
自分と似た境遇の人に重ねるとイメージが沸きます
- ネットで勉強、独学タイプ
- デッサンに触れてこなかった美術系大学出身者
- 上手いのに気持ちにムラで〆切に弱い
- 描くセンスが欲しい映像制作者
- 0から作るのが苦手
それぞれのバックボーンから悩みを聞いたうえで
このトレーニングが役立つと解説をしています。
成冨ミヲリさんは
「自分は絵を描く人間である」と認識するだけで世界が変わる
と言っています。
自分を振り返ると
ここが描けない(描きたい)と思えば資料を探し
手が描けないと自覚した時は約1年間、鏡に映しながら描いてました。
必要だからが分かった時に対処法をやっていた感じですが
描いていたのがマンガだったので
悪くはない選択だったのかもなと「絵はすぐに上手くならない」を読んで感じました。
しかし…今はマンガではなく1枚絵で「透明水彩」に挑んでいるので・・・
やった方がいいことが見えてきた気がします。
「絵はすぐに上手くならない」成冨ミヲリ著はテクニックでなくトレーニング法の本 まとめ
ジャンル別に何をしたらいいのか書かれてある本なんて初めてみました。
「絵はすぐに上手くならない」はテクニックでなくトレーニング法の本
➡技術を学ぶ本ではありません
「絵はすぐに上手くならない」11のジャンル別トレーニング法
➡デッサンやクロッキーが不要な分野もある
「絵はすぐに上手くならない」には自己判断テストがある
➡「描いた絵からの診断」と傾向を測る「自己診断シート」付き
「絵はすぐに上手くならない」には凡例が5つある
➡自分と似た境遇の人に重ねるとイメージが沸く
私は美大に行った兄がいまして
なんとはなく「本物を知らないでつまみぐいばかりしている」ことに
ずっと劣等感がありました。
「絵は自由に描くもの」
だった昔と違って
情報に溺れて、しなくてもいい比較とかしていたのかもなぁと
思った本との出会いでした。
最後に成冨ミヲリさんがXで「絵はすぐに上手くならない」について語っていたポストです。
前に出した本に関するメッセージが届いました。
元大学教授の方で、大学で数百冊の絵の本を学生さんと検証したところ、ベストだったとの連絡でした。
久々にステマしたら、まだたくさんの人が読んでくれてました。
目からなんか滲んで出てきた。 pic.twitter.com/0A6tazZFjw
— 成冨ミヲリ (@naritomi) March 31, 2023