24ヶ月払い続けた100万円のグランドピアノに教えられた話

 

こんにちは。yaeです。

1961年生まれなので 今年ついに還暦を迎えます。

 

3年ほど正社員、3年半ほどパートに出た以外は

長すぎる専業主婦業です。

 

ただ 主人の為に尽くすタイプではまったくなく

 

泊まり出張と聞けば

朝から家事をフルスピードで終わらせて

 

マンガを描き!

 

子供が出来ても

同人誌の〆切が迫っていれば

トーンを貼るのに

 

主人に 子供を外に連れ出してもらい!

 

月に一度のピアノレッスンの日は

 

ほぼ1日 世話を頼む!

 

いや 頭上がらないですね。

 

でも 結婚した時に言われたのですよ。

 

1日中 旦那の帰りを待っているような人になって欲しくない。

 

おかげ様で

ありがたく趣味に生きています。

(本人 言ったことを後悔しているかもですがっ)

 

 

今、主人は

7年前に定年を迎え 毎日家にいます。

 

普通だったら ここで三度の食事の用意が――とか

自由に動けなくてストレスがぁぁぁと なりそうなのですが

 

私は一階のリビングで

マンガ描いたりブログやったり ピアノ弾いたり

 

主人の方は二階の自室で

乗り鉄ブログ書いたり本を読んだり

定年後に習い始めたヴァイオリンを練習したりしてます

 

つまり

食事の時以外 顔を合わせないという ね。

快適なシニア生活です。

 

(あ お昼だけは主人が作ってくれます。

定年後 これくらいはやらないと!と思ってくれたようで)

 

もともと 家族全員インドア派で 休日は

 

休む。

寝る。

好きに過ごす。

 

が家訓な感じなので 子供が家にいる時もやはり同じで

 

食事の時以外 顔を合わせないで

その時間まで自室で過ごしています。

 

私は部屋がないので TVのあるリビングに陣取っていますが

 

TVも情報系かニュースくらいしか見ないので

ついていることは少ないです。

 

なんで こんな事になっているかというと

皆それぞれ やりたいことがあるから  なんですよ。

 

平日は会社に行っているので できないことは休日にやる。

 

それが 好きな事・趣味 です。

 

子供の頃のピアノったら それはテケトーでした

 

ところで どうやって子供に趣味が根付いたのかといいますと

 

恥ずかしながら親の背中かな~と

 

 

私は幼稚園からピアノを習っていました。

 

でも同じ社宅に その後 桐朋のピアノ科に進んだ幼馴染がいて

毎日上の階から 自分より遥かに先を進んでいる曲が流れてくるのですね。

 

最初こそ ライバル意識燃やして同じ曲を弾いたりしてたけど

当然ながら差は出る一方で。

 

その子は 毎日毎日1時間以上は練習していましたが

私はレッスンが近づくと 付け焼刃で焦って練習というサボリ魔^^;

 

それを努力しない自分を棚上げして 上手だから仕方ないって

思っていたわけです。(しょーもない)

 

やめる勇気すら ないっ

 

ピアノは10年ほどやった頃

部活も学校も忙しくなって 練習できないからやめようと思いました。

 

親に伝えると

 

「こんなに続けてきて 今やめたらもったいないでしょ」

 

そう言われて

「いや 絶対やめる」と言う勇気はありませんでした。

 

うー‥ん そりゃ‥

今まで続けてきたけど

お月謝もいっぱい払ってもらったよな…

 

やっぱ モッタイナイ…かも…

 

練習不足で怒られるのが 嫌だったのに

 

突然 手放すのが怖くなってしまったという

吹いたら飛ぶような軽い覚悟でした

 

当時の先生は通い(先生の方が生徒さんの家を訪問してレッスンをする形です)

だったので

 

私の前の生徒さんの家で レッスンしているのが

聞こえてくるのですが

 

練習不足の私は

これみよがしに レッスン前に弾くことで

 

練習してるよアピールしていたり

(それとなくレッスン中の先生に聞こえるように・・・セコイです^^;)

 

相当なめてました。

 

その先生が 結婚で実家を離れることになり

来られなくなりました。

 

いい機会と思って 自分も辞めればよかったのに

クラスの友達に こういうことになったんだ~と話したら

 

習っている先生を紹介するよって。

(そして あれよあれよで流されていくのでした)

 

恩師との出会いはサ・イ・ア・ク

 

初めてのレッスンの日は 月に一度というグループレッスンで

私は友達の中で 普通におしゃべりをしていて

 

入ってきた先生に 挨拶をするのを忘れてました。

 

「あなた 何しに来たの?」

 

それが先生の最初の言葉でした。

 

その後 多分怒られたのだと思うんですけど

友達の前だったのが恥ずかしくて 何も言い返せず

 

今もって 記憶が思い出せません…

 

レッスンの方も スケール(音階です)を弾かされて弾けなくて

どこをどう家に戻ったのか よくわからない状態です。

 

その後 週一回のレッスンが始まったのですが

3ヶ月間 口もきけませんでした。怖くて。

 

数年経った頃 先生が言うには

「断ろうと思ったのよ。あの時は生徒さんも多かったし」

 

でもレッスンしてみれば 指は動くし教えれば弾けるしで まぁそのままずるずるとね。

 

(ずるずると!)

 

私もまた 最初にガツンと怒られたのが効いていたので

割とまじめに練習してました。

 

週一レッスンで

練習曲、バッハ、自由曲の3つがセットです。

バッハと自由曲は暗譜しないとあがりませんでした。

 

まかり間違って 二曲同時にあがってしまったら

次の週は新曲二つということになり

 

更に練習しないと形にならない。

 

この時期が学校との兼ね合いもあって

一番大変だったのですが

 

だいたい・・

 

ピアノが好きだから ではなく

先生が怖いから だったのは否めません^-^

 

なんで続けられたのでしょうね…

 

それでも

 

好きな作曲家 (ドビュッシーです。ベルガマスク組曲ですっかりファン♡)

ができたりして

 

ピアノへの関心は高くなっていきました。

 

生涯の友との出会い

 

茶道華道、お茶くみコピーが りっぱな新入女子社員の仕事だという

レア会社に就職した頃 先生が言いました。

 

「今だったら 買えるんじゃない? グランドピアノ」

 

ずっとアップライトピアノだった上に

古い型だったのでペダルは2つでした。

 

ローンなら払えるかなと思い

両親に相談(だって今までのピアノは1畳もいりませんが

グランドとなると 小さいものでも3畳は必要です。)

 

その頃には私でも

先生のお宅のグランドと 自宅のアップライトの差がわかるようになってました。

 

音域や音の幅 表現 そういったものは

アップライトでは限界だったのです。

 

まるで自分の一部のように

 

先生の言葉に背中を押され

 

2年ローンで100万のピアノを買いました。

 

その後結婚して 社宅を転々とする時も

嫁入り道具のタンスと一緒に 移動しました。

 

社宅にグランドを持ってくるなんて!と陰口を言われていたというのは

ずいぶん後で知ったのですが

 

子供もできてレッスンも休み ほとんど弾いてなかったので

騒音ではなく 所持品ということで言われていたようです。

 

何しろ大きいものですから

引っ越し時に目立ちますしね。

 

私も子供の時に

「隣の棟にグランドピアノがあるお家がある」って聞いた時は

 

どこのお嬢様なのだろう 贅沢だなぁ

と思った覚えがあるので。

 

自分はお嬢様でもなんでもなく サラリーマンの娘でしたが

立場が変わらないと わからないものです。

 

それでも いつかはレッスンを再開したいと思っていたのは

最初の頃から考えると不思議ですが

 

要因の一つにグランドピアノを買っていた

というのはあったかなと。

 

三回ほど転勤があったのですけど

 

わざわざ別料金払って ピアノを移動させてきたので 

ここでやめてしまったら 単なる金食い虫!

 

ですよっ^^;

 

7階建ての社宅に引っ越したときは

屋上から つるして部屋に入れました。

 

下から眺めている近所の人と一緒に

「すごいですねーー」と他人を装った 恥ずかしい思い出・・・・

 

好きになり始めたピアノ

 

下の子が幼稚園にあがった時に レッスンを再開しました。

下手過ぎて まるで中学生の音だと笑われました

 

2年くらいで なんとか元に戻り

 

それからは音楽の表現というのが

わかるようになったのか

 

面白くなってきました。

 

レッスンも月に一度になったので

ペースに追われることなく

 

自分で計画を立てて 練習ができるようになったのは

大きかったです。

 

細く長く紆余曲折のあと

 

ピアノレッスンというのは 行くだけでは弾けません。

 

家で練習していくものなので

子供が小さくても ガシガシ弾いていたわけですが

 

そのせいか

自然と 幼稚園にあがるころには子供も

近所のピアノ教室に通うようになり

 

大学まで続けました。

一人は音楽の先生をしてます。

 

私と先生とのお付き合いも

40年をゆうに超えます。先日

 

「90になってまでレッスンはしたくないわね(笑)」

 

と言われることには

私のレッスンも残りが見え始めたのだなと 少し寂しくなります。

 

好きじゃなかったけど 続けてたら好きになっていた。

 

ピアノはそんな相方になってました。

 

辞めていたらわからなかったこと

 

勇気がなくて やめられなかった性格も

今思えば いい方向に転んだかなと。

 

そういえば

子供にやめたいと言われたことはありません。

 

最終的には社会人になって

練習時間がとれなくなって やめたわけですけど

 

もう一人もデジタルで音楽を創っていますし

 

何かしら音楽に携わっていますね。

(親の背中 親の背中~!!!)

 

主人は冒頭にも書きましたが ヴァイオリンを習い始めました。

(まったく未経験の初心者からです。詳細はこちらで)

【ヴァイオリン】定年後初めて習い始めた主人の覚悟にびっくり!

今まで楽器を習ったことも触ったこともない主人が 定年後にヴァイオリンを習い始め それは毎日熱心に練習するので先生も驚く上達。その真意には 「指を使うものなら ぼけないだろう」の信念がありました。

続きを見る

 

 

好きな事に没頭というか 子育て中だからと諦めなかったから

ここまでこれたのかなと。

 

いいこともあるのですよ。

子供に対して 過干渉になりません。

 

四六時中 子供だけに向き合わないからです。

 

生活の他に 好きな何かがあると

気持ちの逃げ道にもなりますしね。

 

学校でいじめられた時も

仕事で理不尽を感じても

ママ友関係でギクシャクしても

 

家に帰れば 趣味と言う別世界がある。

 

没頭している内に

気持ちも 落ち着いてくるものです。

 

さいごに ちょこっと補足

 

実は

 

マンガ・イラストを描く

グッズを集める(すみっコぐらしが大好きです💛)

 

のも趣味と言えるのですが

 

学ぶ・習う系のものが 一つあるとベストです。

 

外からの刺激は 自分だけで楽しむものとは

違った世界があるので

 

今まで気づかなかった 自分のよさや

新しい知識への向上心が 芽生えます。

 

まとまった時間ができる 人生の後半戦に

冒険はオススメです。

 

***長文をお読みいただき ありがとうございました***

 

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